オリエント急行 LE TRAIN @箱根ラリック美術館 (神奈川県箱根町) | くまの温泉旅日記

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ラフィネさんでランチのあとやって来たのはこちら。

箱根ラリック美術館。
私は芸術音痴で普段旅行では美術館に寄ることはあまりありません。
今回も美術館はスルー。
お目当てはこちら↓


オリエント急行のサロンカー♪
去年の箱根旅行でこちらのカフェでお茶したとき遠巻きにこのオリエント急行を
見て今度箱根に来るときは中を見学したいと思っていました。
オリエント急行の見学は予約制で所要時間45分、1人2,100円です。(ティーセット付)
初回10時、最終16時で毎回1時間毎に定員20名となっています。
予約は当日現地予約のみで前金制。
直近の見学が満員だったりタイミングが悪いと待ち時間が長くなってしまいます。
効率良く見学する為に私はラフィネさんでランチの前にラリック美術館に寄って
オリエント急行の予約を済ませておきました。

車両の外観いろいろ


この車両は1929年パリとフランス南部を結ぶ「コート・ダジュール特急」として活躍。
コート・ダジュール特急の運行休止後、オリエント急行の路線で復帰を果たし、2001年
まで現役で活躍し続けました。
その後箱根ラリック美術館の開業に合わせ2004年4月に箱根へやって来たました。


車両データ
4158 E
全長23.45m、幅3m、高さ3m
重量 空車時50t、運行時52t
客席数28席


中を見学~。

車内は木がふんだんに使用してあり気品ある佇まい。
使われている木はマホガニー製。


トイレ

便座は位置的に撮影できませんでした。
80年以上前の車両なのに新幹線のトイレより品があるなぁ。


キャー、素敵!




椅子が素敵すぎる。
椅子はどっしりしてて車内の扉よりも幅があります。
設置のときは車内で組み立てたのだそう。


ティーセット

食器もオリエント急行のものですね。
トレーは走行中の揺れで動かないように見た目以上にずっしり重いです。
紅茶はポットでおかわりがあるのが嬉しい。
紅茶以外にもコーヒーとハーブティーも選べたはず。


小田原産のレモンを使用したパウンドケーキだったと思います。
ケーキは季節毎に変わるそうです。


ケーキのトッピングにクリーム、練乳的なもの?、紅茶のジャム。


車内いろいろ

窓の外にはルネ・ラリックの香水瓶が飾られています。
天井のランプシェードもラリックの作品。
左下のレバーはテーブルの高さを調整するもの。
右下は呼び出しボタンだったかな?


右の写真のものは天井付近に取り付けてあります。
ブザーが鳴る非常ベル的なものみたい。


ガラスパネルもラリックの作品です。
このサロンカー内に150枚以上のガラスパネルが使われているそうです。


変なアングルの写真ですが個室もあります。


こちらは個室に飾られている花をモチーフにした作品。
ラリックの娘、スザンヌがデザインしたもの。


床はゴージャスな柄の絨毯が敷きつめてあります。


2,100円の見学料は安くはないので誰にでもオススメとはいきませんが、興味のある
方はぜひ行って見て下さい。
かつてはアガサ・クリスティなど数多くの著名人が利用した豪華なサロンカーでの
ティータイムは優雅な気分に浸れて私的には大満足でした♪
最初は1人2,100円は高い、と文句言ってた旦那もノリノリで誰よりも真っ先に写真
撮りまくってました(笑)


箱根ラリック美術館 
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186番1