鶴鳴館 松坂屋本店 ④夕食 | くまの温泉旅日記

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宿の情報は宿泊当時のものです。
最新の情報は宿のHP等でご確認下さい。
あくまで個人的な感想ですので参考程度にご覧下さい。
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松坂屋本店さんの夕食をご紹介します。

夕食はロビーのある中館2階のお食事処「えん」でいただきます。
中館、食事処への階段

宿泊棟から中館までと中館2階へは階段移動がありますので足腰弱い方はご注意下さい。


席は個室風ですが完全個室ではないので近くの席の話声も聞こえます。
掘りごたつの席が多かったですが私たちは4人だからか広いテーブル席に案内されました。


ランチョンマットは和紙でお花が描かれていました。
箸置きが寄木細工で素敵。
ドリンクはチェックインのときに注文してたので席に着いてすぐに出されました。
私はペリエで他のメンバーは日本酒。

献立


食前酒

ブルーベリーと梅の果実酒。


旬菜


旬菜アップ
カニ生ハム包み メロンスープ掛け、南瓜麩、鮎酒盗焼、もずく酢、胡瓜ピクルス ぶどう


南瓜麩と鮎酒盗焼が特にお気に入り。
南瓜麩は南瓜味の餅みたいでもちもち甘い。
鮎酒盗焼は酢橘を搾ってさっぱりとした味わいでした。
私は川魚はあまり得意ではないので塩焼きなどで丸ごと出されるよりもこうして
一口サイズで工夫を凝らした味付けの方が好みです。


椀盛 夏野菜椀

具ははす芋、大根、オクラ。
昆布とかつおでとった出汁だと思いますが、ややかつお優位のお出汁でした。


枝豆ときゅうり

お品書きにないサービス品です。
地元野菜をシンプルに塩のみで味付けしています。
枝豆もきゅうりも美味しく箸休めにぴったり。


造里 季節の造里

鳥貝、目痛鰈、ムツ。


下に緑色のトマトが隠れています。
色的に青っぽいのかと思ったらちゃんと熟したトマトの味でびっくり。
友人はお造りの中でトマトが一番美味しいと言ってました。
友人よ、それ言っちゃお魚の立場がないよ。


焼物 季節の焼物

真名鰹、しめじ、じゃがいも団子、じゃがいもチップス。
適度に脂がのった
真名鰹も美味しいですが、しめじがしいたけと見紛う大きさで
肉厚でジューシー。


口直し

塩シャーベット。
後味さっぱりの程よい甘さでうまうまでした。
昔懐かしい味だな~っと思ったのですが何の味か思い出せず。
後日スーバーのアイス売り場を見てこれだ!と思う商品を発見。

画像はお借りしてます。
食べ比べした訳ではないですが近い味だと思います。


中皿 三元豚 まこもだけ チンゲン菜 白髪葱

豚肉は塩胡椒のみで味付けし低温で30分じっくりローストしているそうです。
噛めば噛むほど味が出るお肉です。
まこもだけは瑞々しい筍のような感じでした。


冷し物 枝豆豆腐 蓮根 いんげん なす 黄ピーマン 胡麻汁

枝豆風味のもっちり豆腐に夏野菜とジュレが爽やかな一品。


食事 カニめし

1人につき1つ釜めしがつきますが量はご飯1膳分なので完食できました。


香物


汁 順才

順才入りの赤出汁。


水物 なし 桃 ブルーベリー パッションフルーツ


お茶はたっぷり急須でおかわりも用意されてます。
爪楊枝と醤油差しがのったトレーが寄木細工で素敵でした。


バー箱根山

写真は朝撮影。
食事処の手前にありますが夕食後前を通ったら真っ暗で営業してませんでした。
この日はバーがお休みだったのか、夕食後少し時間をおいての営業なのかな?


今回の料理はお得プラン用の料理だと思います。
宿泊料金を下げた分調整するとしたら料理しかないと思います。
肉料理は豚肉でしたし高級食材はあまり使われていません。
宿泊料金に見合う食材で工夫して丁寧に作られた美味しい夕食でした。
通常料金だと料理の内容も違ってくると思いますので私の感想はあくまでもお得料金
での料理の感想ということで参考程度に留めて下さい。


スタッフは若い方が多く一生懸命頑張っている様子が伝わります。
ただ、まだ発展途上のようでマニュアル通りにこなすので精一杯な感じでした。
友人が「○○すごく美味しいですね~」とスタッフに話かけたのですが、
スタッフ「そうですね…」で会話終了。
料理の説明は丁寧ですが、他の話は一切しませんでした。
もうちょっと会話のキャッチボールができると親しみが感じられて顧客満足度も
上がると思います。
通常料金は高級旅館価格なのでお客さんも接客に上質なものを求めると思います。
スタッフが自分で考えた言葉でお客さんとコミュニケーションをとれたらもっと素敵な
宿になると思います。
誤解の無いように申し上げますが、スタッフの接客は一生懸命さが伝わり好印象でした。


夕食の途中、女将さんが常連客に挨拶まわりをしてました。
完全個室ではないので話声が筒抜けでした。
宿にしたら一見の客よりも何度も来てくれてる常連客が大事なのは分かります。
でも常連客にはたくさんお話するのに一見客は素通りでちょっと悲しかったです。
お部屋編に書きましたが、お部屋のことで事前に電話で女将さんに親身に相談に
乗っていただきました。
女将さんに直接お礼を言いたかったのですが、滞在中女将さんとお話する機会が
無くて残念でした。
一言だけで構わないからお礼が言いたかったなぁ。
一見の客にも一言だけでも挨拶してくれると嬉しいのですが。


格安料金で宿泊した私が余計な一言(どころではない)を言ってすみません。



続く