谷川の湯 あせび野 再訪 2011.11 ⑥夕食1日目 | くまの温泉旅日記

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※2011年11月の宿泊です。

あせび野さんの夕食(1日目)をご紹介します。
夕食は1階にある旬香団人倶(しゅんこうダイニング)の個室でいただきます。


お品書き

相変わらず達筆すぎて読めない…
料理名は適当にご紹介します。


先付
鯛菊花巻 友地真砂子和え(?)
胡桃寒酢(?) とんぶり 松葉柚子

しっかりと手の込んだ品でこの後の料理に期待が高まります。

前菜
ムール貝と海老の紅葉焼 大徳寺納豆松葉(右上)
真孤茸牛肉巻(左下)
落小芋粉吹唐墨(緑の葉の左隣)
渋皮栗珈琲煮(中央)
含せ銀杏(右側、緑の葉の上)
小蕪フォアグラ豆富 木の実味噌(左上) 

見た目も食材も秋らしい前菜の数々。

丁寧に作られていてどれも美味しい。

御椀
白子安平 鱈松前巻 本俵
芽蕪 人参 柚子

安平は関西の料理で魚のすり身を練り上げて蒸したものだそうです。
独特の食感があります。
あせび野さんの椀物のお出汁がとても好きです。


御造り
伊豆の地魚と天城葉付わさび

鮮度抜群の地魚にあせび野さん名物の葉付わさび。
おろしたてのわさびでいただくお造りは最高です。


御造りアップ
柚子釜盛 鹿の子赤貝 赤いか 海胆

柚子釜盛の魚、何だっけ?
鯛?か平目?かなぁ。
海胆はウニです。
ウニって漢字で雲丹と書くのが一般的ですよね。
調べてみたら海胆は生のものを指し、雲丹は加工したものを指すそうです。
私も旦那もミョウバンが添加してあるウニは苦手です。
あせび野さんのウニは無添加の海胆なので普段ウニを食べない私たちも美味しくいただくことができました。


焼物
牡蠣と福久 石焼しゃぶ
薬味卸し 橙酢

福久=フグです。
自分でじゅうじゅう焼いて橙酢をつけていただきます。


中皿
和牛静岡そだち 賽ころステーキ
芽キャベツ カリフラワー 男爵芋

白髪葱 スプラウト 姫葱 揚ディール

ころころっとした彩り豊かなお野菜たちがかわいい一品。
お肉はソースもありますがお好みでわさびをつけてもイケます。


温物
地甘鯛著蕷蒸し
ひじき 人参 菊菜 あん わさび

著蕷は長芋または山芋の別名。
ふんわりした蒸し物にとろみのある餡って最高の相性だと思います。

つーんとくるわさびがいいアクセントになっています。
上にのっているわさびは自分達でおろしたものとは辛さが違いました。
スタッフに聞いたところおろしてからの時間によって辛味が違うそうです。
調べてみたところ、おろしてから3~5分くらいが辛味、香りともにピークだそうです。


煮物
蕪伏見博多 くわい 金時人参 水菜
胡麻みそ 柚子

お出汁が染みた上品な味わいの煮物。
ほっとする味です。


お食事 若布しょうがごはん
香物 地野菜浅漬

留椀 赤だし 豆腐 三つ葉 手毬麩 粉山椒

若布があることによってご飯はよりもっちりと。
しょうがが口あたりを爽やかにしてくれます。
ご飯はおかわりもできます。


御水菓子
マンゴー 洋梨 ドラゴンフルーツ 葡萄 ブルーベリーケーキ?

デザートは盛りだくさんなのは嬉しいのだけどもう少し工夫が欲しいかも。
マンゴーは熟しておらず青っぽい味でした。
ケーキは和食の料理人が一生懸命作ったケーキといったお味です。
デザートは品数を絞ってもう少し質の高いものにしてくれたら完璧なんだけどなぁ。


今回も美味しい夕食でした。


続く