植物に多く含まれる「ファイトケミカル」は、植物が紫外線や害虫から自分の身を守るために作り出す成分で、免疫細胞を元気にするために優れた力を発揮します。
特にキャベツに含まれる「硫黄化合物」という「ファイトケミカル」は、免疫細胞を活性化させる作用がとても高く、そのパワーは医薬品並みといわれています。
キャベツには以下の様な効能があります。
1.免疫細胞の活性化
キャベツには、免疫細胞を強化、活性化させる「硫黄化合物」が多く含まれており、その含有率はトップクラスです。
昨今では、TNF(腫瘍壊死因子)を増やすことでも注目を集め、抗ガン効果もあると言われています。
2.肌荒れ防止
キャベツには、ビタミンCが豊富に含まれており、紫外線への抵抗力を強化して、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑制します。従って、美白にも有効です。
同時に抗酸化力も強いので、肌の老化も防いでくれます。
また、キャベツに含まれる食物繊維やカリウムが毒素を対外に排出してくれるため、血液循環が良好になり、身体の中から美肌促進を助けてくれます。
3.風邪予防
抗酸化力の強いキャベツのパワーは、思いがけず強力な殺菌作用を発揮して、抵抗力はアップします。
しかも、ビタミン類が体内に侵入してきたウィルスを攻撃して、風邪予防には効果大です。
4.疲労解消
キャベツに豊富に含まれるビタミンCは、抗酸化ビタミンともいわれ、疲労物質である乳酸を素早く処理して、元気な生活をサポートしてくれます。
また、弱った胃や腸、十二指腸の粘膜を保護し、潰瘍を予防するビタミンUも含まれていますので、ビタミンCの吸収を助けて、より効果を高めます。
5.胃腸の働きを助ける
キャベツから発見されたビタミンUは、胃酸の分泌を抑え、たんぱく質の生成を活発にします。
その結果、胃や腸の粘膜の新陳代謝が活発になり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善して、胃腸や肝臓の機能を正常に働かせる効果があります。
その薬効は「キャベジン」としてもお馴染みです。
※ちなみに、ビタミンCは色の濃い外葉と芯等に多く含まれています。
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免疫力をアップするキャベツの料理5選 | 65才からの挑戦 (ameblo.jp)
※「免疫力が上がる食べ方」(Dr.クロワッサン 浜内千波著)から引用しています。