ちょっと早いのですが盆の広報誌へ一筆啓上いたします。
長く出典不明のまま玄関正面の梁に掛けてあるもう一つの額のお言葉。
曹洞宗大本山 永平寺副貫首 福井天章老師の書でございます。
去年9月大手術の後、終活に向かう色々の整理ごとの一つです。
出典と解釈など探しておりましたらヒットしました。
「体(からだ)直(ただし)しければ影亦(また)正し」と・・・。
出典は列子の説符第八から、でした(^^)
「形曲則影曲 形直影則正」(初めのまがるは我がPCに無い字なので)
小林先生の訳注によると「体(からだ)が曲がると影法師も曲り、体が真っ直ぐになると影法師もきちんと真っ直ぐになる」と。
解ったかったようで、分からない禅問答のようですねぇ(^^)
文庫本の帯にかこんなメッセージがあります。
「孔子・孟子などと違っていつも師匠に叱られ先輩から注意を受ける列子の姿に我々は何かひどく親しみ深いものを感じずにはいない」とあります。
すなおに読んでいいのでしょう(^^)