先日、持針器という、手術で使う針を持つための

器械、「持針器」をご紹介させていただきました看護師

↓こちら

http://ameblo.jp/genryou-genryou/entry-10868848834.html


「笠間医師、筆を選ばず」ということを書きましたが、
このブログに毎回目を通して下さる方から直接
いくつかご質問をいただきました。
一人の意見は氷山の一角、として考えております

減量外科チームメンバーの一員として、他の方も

気になっていたら、と思いまして今日はもう少し

詳しく書かせていただこうと思いますペン



持針器は大抵の施設は一種類のものを皆で使うことが
多いようです

またはその科毎のボスのお気に入りと同じものを

全員が使う場合が殆どです。

しかし・・・我が道を貫く関医師は笠間医師とは違う

持針器を愛用しております得意げ

笠間医師は「俺と同じものが使えないのか!?」などと

言うこともなく、「患者さんに一番いい治療を提供

できることが一番だからなっDASH!」と、関医師の使い

たい器械についての思いについては尊重しています。

それは自分の能力を一番発揮できる器械を使うことが

患者さんに還元されるためだと考えているからです医者



先日ご紹介させていただいた写真の持針器の種類の

多さにつきましては当院は全国屈指の医師の集まりで

あるために、今まで働いていた環境がそれぞれ違う

ので長年慣れたアイテムにそれぞれの医師は身体が

馴染んでいるのでそれだけ多くの種類があるという

わけなんですアップ

笠間医師と関医師はYMCで勤務する以前はそれぞれ

別の病院で勤務しておりましたから、その手に

馴染む器械が違うことは当然ということですパー

こういったそれぞれの背景を持つ医師たちの

「お気に入り」を把握し、いくつもの器械を管理

することは手術室看護師の役割になります看護師



因みに笠間医師がYMCに着任する際も、それ以前に

勤務していた病院の持針器を導入したので、私も

てっきり「お気に入り」かと思っていたところ・・・

「使いやすいっていうのもあるけど、一番の理由は

一番安く買えたからなんだよなっおこづかい」ということで

それを聞いた時は「えっー!?すっごいこだわりが
あると思っていたのに!!」とガクッときてしまい

ましたが汗

「安くていいもの!!」を選ぶなんてどこかのディス

カウントショップの宣伝文句のようですねあせる

ただ、初心者の先生でしたらまずは「これだったら

上手にできる」というもので極めるのも一つの

ステップではないかと思いますパー


繰り返しになりますが、全ては「患者さんにより良い
医療が提供できること」が第一なので自分の能力が

より発揮できることが大切だと私自身も考えている

からです看護師

どの医師に合わせる応用力もまた、手術室看護師と

しては必須であると考えますDASH!


笠間医師は減量外科を始める以前は同じ持針器でとても

多くの手術の経験を積んできました病院

そして腹腔鏡下で最も難しいといわれている減量手術を

数多く行い、その確かな経験と自信が、どの持針器で

あっても「道具」としてなんでも扱えるようになった

のではないかと思います。

方法にこだわるのではなく、目的にこだわって地道に

経験を積んできたからこその今があると思っていますアップ


他にも質問されたことがありましたが、続きは明日に

持ち越しさせていただきます看護師