オイルポンプを外すには、ミッションオイル(ギアオイル)を抜かなければなりません。
全く汚れていなくて、申し訳無いケド、廃棄です。
取り外したオイルポンプは オイル汚れでデロデロです(汗)
ここまで外せば オイル漏れの原因は明らかです。
匂いをかぐと、 ミッションオイルの匂い。
さて
オイルポンプ自体はすんなり外れるのですが
エンジン側の 「オイルポンプベース」が 紙ガスケットで張り付き、まず すんなり外れません。
横から細目の木の棒を突っ込んで、軽く叩きます。
以前 なかなか外れず 思いっ切り叩いたら、ベースが割れた経験が有りますので
皆さんも力加減にはお気をつけ下さい^^
痛めず外れました。
オイル漏れ 殆どの原因がこのオイルシールかと思います。
構造上、どうしても重力に負けてしまいます。
なお
今回は抜け掛かっていませんでしたが、DMRさんの話しでは抜けてユルユル状態だった物も
有るそうです。 なので、「抜けま詮」が生まれました。
外すときに無くしそうになる ワッシャーもお忘れ無く。
オイルポンプ側のオイルシールは 「逆組み」されています。
これは「2ストオイルに ミッションオイルを混ぜたくない!」というメーカーの意志の現れ。
組み立てる際 向きに 気をつけてください、
バラシたパーツ類を点検清掃
DMRさんの 「抜けま詮」を使います。
面倒でも、ねじ類は 必ずダイスでさらいます。
オイルポンプベースにDMRさんのオイルシールをセット
真っ直ぐ入れるのに苦労します。
私はいつも ストレート製の『ベアリングレースシールドライバー 17ピース』を使います。
エンジンクランクケース側は紙ガスケットがどうしても残ります。
狭いので作業がやりずらいですが
割れて小さくなったオイルストンが役に立ちます♪
ピカピカになりました。
そこのガスケット 手持ちに無かったので、シートから切り出し。
そして オイルホースも カチコチになっています。
柔軟性が無くなると、接続部からオイル漏れしてきます。
今回は漏れは確認出来ませんでしたが、固く無ってましたので
今後暫く安心して乗れる様、交換します。
オイルホースは パーツリスト品番では廃番扱いですが
1Mの物が買えます。 95001-3000140M
55mmで切り出し
当然 クリップも新しくします。
ここで、注意点があります。
純正部品を取り寄せるのが面倒で バイク用品屋で買える市販オイルホースを使いがちですよね。
自分も1mホース品番を「すまんさん」から教えて頂く前は
市販のオイルホースを使っていました。
でも、ホース接続部からスグにオイル漏れをおこしていました。
その時に気が付きました。
NSのオイルホースに使われているサイズが超特殊だと言う事に・・・。
画像を見て頂くとお分かり頂けるとおり
内径と外径が、 市販品には無いサイズ。
厚みが チョー厚い
市販品だと、スグにオイルが漏れる原因は
純正クリップを新品にしても 径が合わずクリップがしっかり固定出来ないから・・・・
と言う訳です。
ここは迷わず 純正1mを買いましょう。
しかし
NS 1台に使うとすると、、おおよそ、3回分あります(≧∀≦)ゞ
そんなにマメには交換はしませんので、一生物ですかね?^^
でも、保管中にゴムが固くなっちゃいそう^^
さて、ここで、思わぬトラブルが・・・・
先にダイスを当てたネジ。
オイルポンプベースを固定するボルト。
トルクレンチでトルクを管理しつつ締め込んで行ったのですが
片方、どうもおかしい。
そろそろ手応えがあっても良いハズなんだけど
????
雌ねじをなめたかな?か思いながら
恐る恐るボルトを一旦ハズして見たら
お分かり頂けますか??
ボルトが伸びちゃってます。(画像右側)
ボルト中間部に少しサビが出ていたのですが
綺麗だし、ダイスも当てたし、大丈夫だと思ったのですが
ダメでした。
M6x18なので 中古の在庫を探してみましたが
残念ながら 手持ち無し。
まあ、オイルポンプは、一度組んだら
あまり頻繁に作業する所では無い。
むしろ何度も外したくない。
ここは、新品をオーダーして対策します。
部品まち。