※※※このブログは2021年4月〜6月の振り返りの妊娠記録になります。


※※※この先の話は、NIPT(新型出生前診断)や人工死産(中期中絶)等の話題を含み、非常にセンシティブなことを書いています。ご留意ください。また、不快に思われる方は閲覧をお控えくださるようお願いいたします。








 画像はさみます↓











月命日もすぎ、

もうすぐ四十九日です。

月日がたつのは早いものですね。。


先日は、産後6週後の診察でした。

娘を人工死産したクリニックです。


医師による内診で

「子宮はきれいですね。問題ないです」

と言われ、さくっと終わりました。


その後は助産師さんとの面談でした。


私からは以下↓あたりを伝える。

 

・30日目から生理がある。

・生理期間は5、6日間

・生理の血は妊娠前よりかなり多かった

・ので、貧血気味になった

・基礎体温は、低温と高温が

 なんとなくあるもののガタガタ


助産師さんからは、


「体温はしばらく落ち着かないかと。

30日目からの出血は、

生理と見て問題ないと思います」


と言われました。


その後、すぐに


「次の妊娠は、どうお考えですか?

もし、望まれてるなら、年齢的に

急がれてもいいかなと」


と助産師さんからきいてくれました。


私としては、


・明確に気持ちは固まってない

・高度不妊治療(体外、顕微)は

 妊娠前からやるつもりはなかった。

 その気持ちは今も変わりない

・でも、しっかり避妊するほどの

 「妊娠したくない!」気持ちはない

・夫婦生活はあるので、もし奇跡的に

 妊娠したらうれしい気持ちはある

・子どもは、いないなら、いないのもアリ

・年齢が年齢なので、

 妊娠出産が怖い気持ちもある

・妊活するとしても、近所でのんびり、

 くらいでいいと思っている


あたりを話しました。


「超音波で卵胞見れますからね。

近所で見てもらってタイミングが

いいかもしれませんね」


と助産師さんに言われて産後診察終了。


約2500円でした。


その夜は、うちにある娘の遺骨スペースで、

その旨を報告し、お線香をあげました。


「ごめんね。ありがとう。

お空でひと休みしたら、

健康な体で、いい人のもとに生まれておいで。

私も私の人生がんばるよ」と。


夫にも、

「診察で問題ないといわれたよ」

とサラリと報告。




で、翌日。

早めに帰ってこれた夫と

久しぶりに平日に乾杯。

夫婦二人で、私の“おつかれさま会”です。


すると途中で夫が、突然、

「ねえねえ、夫婦生活はどうすればいいの?

何か言ってた?」

と問いかけてきたのです。


「助産師さんは生理を2、3回

見送ったほうがいいかも、と言っていたよ。

でも、明確なエビデンスがあるわけではなく、

ネット情報だと1回でもOKというところも

けっこうあるみたいよ」

と返事しました。


さらに夫から

「大事なことだから聞いておきたいのだけど、 

今後の妊娠についてどう思ってる?」

ともきかれ、内心驚きました。


というのも、今回の妊娠があるまでは、

夫は妊活にそう積極的なわけでもなく。

なんなら、フーナー検査のタイミングに

うまくできずに、私が怒ることすらあったから。


まさか夫から、今後の妊活について、

きいてくるとは思わず。。



私にとっても悲しい出来事だった

人工死産ですが、

夫にとってもそれはそうなはずで。。


あまり、男性は口に出して言わないですし、

言っても、一見、本心とは違うふうに

相手に受けとられてしまう言動を

とるときがあるように思います。

(男性、とひとくくりにするのもなんですが。。)



少し時間が遡りますが、

死産したその日の夕方のこと、

娘を前にして、

「名前をつけてあげない?」

と夫に言ったことがあります。

すると、夫は、

「いやだ。もう中絶したのに名前は意味がない。

愛着がわいてしまうのもイヤだ」

と言いました。


その反応にびっくりしましたが、

その前に夫が泣いたりした場面も見てたので


(傷つきすぎて、これ以上傷つかないよう、

理性的でいられるようガードしてるのかな。

男の人って、感情に流されまいとして、

一見、変な言動にみえることがあるから)


と判断し、「時間をおいてまた話そう」

とそのときは終わりにしました。

(※後日、無事に相談して名前をつけました)




とまあ、夫の中でも、

妊娠で嬉しい思いもしたでしょうが、

相当に苦しい思いもしたでしょう。


妻が苦しんでる姿をみて、

何もできないつらさも味わったでしょう。


すでに、別れた元妻との間に

子どもが一人います。


次の妊娠出産を夫が望まなくても、

それはそれだなあ、と思っていました。


が、まさかの、

産後診察を待ってたかのように

どストレートな妊活の質問、でした。。


これは、素直に「子どもがほしい」なのか。

一度妊娠したから、

よけいに子どもがほしくなったのか。

そして、まさかの、高度不妊治療してでも、

だったらどうしよう。。

いや、もう、あきらめて、避妊しよう、か。


などと、頭をよぎりましたが、ここは、

私の正直な気持ちを話そう、と思いました。


ので、助産師さんに言ったのと

同様なことを夫にも伝えて。


私は、高度不妊治療はしなくていいけど、

避妊するほどでもない、と言いました。


妊娠前と同じく、

授かったらうれしい、くらいだと。


あと、余談ですが、、、

夫が大好き、な人間としては、

「夫婦生活は、いつでもウエルカムだ」

とも伝えました(照)。


そして大事なこと。


年齢的にも、妊娠できない、

と思っていたほうがいい。

できても、いろんな困難がある確率も高い。

でも、夫婦生活は大切だと思ってる。

できたら喜ぼう、

できなくても二人で仲良く生きていこう、


と話しました。


すると夫は、

「おれもそう思ってたから、よかった」

「でも、タイミング的なことくらいはするよな?」

と確認されたので、

夫が協力してくれるならしたい、と返事。


ただ、体温のリズムも狂ってるし、

排卵検査薬もずっと反応してるから、

(市販の検査薬で時々検査してます)

タイミングするとしても、

しばらくは、よくわからない、とも。


あと、近所の産婦人科で、

排卵を超音波でみてもらう方法も、

まだ、ちょっと、行きづらい。。


ので、しばらくは、何も考えずに、

気の向くまま夫婦生活をしよう、と。


で、落ち着いたら、

近所の産婦人科に行ってみてもいいかなと。


そういう話をしました。


いまの結論はこんな形になりました。




妊娠→NIPTで染色体異常が判明

→羊水検査→人工死産(中期中絶)の

ここまでの一連の出来事は、

相当につらい経験でした。





二度と経験したくありませんが、、

でも、よかったこともあります。


夫との絆が深まり、

夫の良い面を知ることができ、

この人と結婚できてよかったと

心の底から思えたことです。





もし、次に妊娠できても、

NIPTは受けると思います。

陽性が出たら、、、

私は、同じ結論になると思います。


だって、二度目で産んだら、

一人目の娘がかわいそう、

という感情的な面と。


娘のときと状況・環境が変わってないのに、

(親のこと、仕事のこと、

自分たちの高齢が理由の子の将来)

むしろ、年齢がいったぶん、

状況・環境は悪くなっているのに

結論を変えるのは建設的でない、

との理論的な面からです。


ただ、もし。


夫が強く「産んでほしい」と言ったら……。


産むかもな、とも思います。


人間ですから、理論的にばかり

考えられません。

一人の中に矛盾することを

たくさん抱え込んでいます。


今回は妊娠をあきらめましたが、

ほんのちょっと条件や環境が違えば、

産んでいたかもしれません。


河合隼雄さんの本『こころの処方箋』に

「心の中の勝負は51対49でついていることが多い」

というような一文があって。



「一見2対0のような一方的な差に見えても、

その人の中では51対49だったりする。

一方的なわかりやすい勝負でなく、

ぎりぎりの競り合っての結論だ」

のような意味でした。


本当にそうだなぁと。


今回、私が出した結論は、

もしかしたら、他人からは、

「陽性が出たなら、産むのをやめよう」

とすんなりと答えを出したように

みえるかもしれない。

2対0に見えるかもしれない。


でも、でも。

51対49だったのだ、と。

産めない、産む、の差は。。

他人からは見えないだけで、

結論だけを伝えたせいで。


というのが、今の正直な気持ちです。

また、変わるかもしれませんが。



ただ、自分を含め、

NIPTを受けた女性が、

自分で考えて、自分の答えを出せますよう、

そして、出した答えがなんであっても、

幸せに生きられますよう、

そして必要以上に自分を責めることのないように。

そんなことを祈っています。



私のブログによる妊娠記録は、

ここでいったん終了、にします。


お盆明けの復帰まで、あと少し。

休みを満喫します。


このブログのおかげで、

やることがあって、

時間をもて余すことが減ったし、

気持ちの整理にもなったし、

よかったかな、と思います。


再び書くこともあるかも、ですが、

この妊娠記録はここでおしまいです。


読んでくださった方、

ありがとうございました。



 

  

  

 

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