年越し遠征2017のエピローグ。 | ジェノクロス もっくんの 『GENOCROSS from 紀ノ川』

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オカッパリ専用オリジナルバスロッドブランド 『GENOCROSS(ジェノクロス)』の情報をはじめ、モニターを務めるガンクラフト製品、デジーノ製品のインプレッション、そしてそれらを使用したもっくんの釣行記やコラムをお届けします。

2016年12月28日から始まり、2017年1月5日までの日程で行なった、年越し遠征2017
釣行日数としては実に7日間も釣りをし続けたということになります。
 
今回はそのエピローグ的なお話・・・・というか僕のこういった遠征に込めた思いを書いてみたいと思います。
 
 
※それぞれの釣行レポートは以下をご覧ください。

 

【年越し遠征2017:1日目】 極寒の淡路島野池編 with まーやん。

 

【年越し遠征2017:2日目】 誤算川で2016釣り納め編。

 

【年越し遠征2017:3日目】 2017初釣り編。

 

【年越し遠征2017:4日目】 愛媛上陸初日編。

 

【年越し遠征2017:5日目】 ブチギレの板前Kセッション編。

 

【年越し遠征2017:6日目】 岡山野池セッション with 森下さん。

 

【年越し遠征2017:7日目】 最終決戦 in 淡路島野池。

 

 

 

今まで書きませんでしたが、実は今回の年越し遠征は「野池攻略」が裏テーマでした。

真冬の野池(しかも普段あまり行かない場所)って、バス釣りのすべてが詰まっていると思うのです。

正直、紀ノ川に通い出して以降、ハイシーズンの野池にはさほど高いゲーム性を感じることはできなくなりました。しかし冬だけは別。特にある程度水深があって規模も大きめな池は。

居場所やレンジ、喰わせ方を1から考える必要があり、それが1つでも違えば喰わない、そんな季節ですからね

 

ただ単に魚を釣ってブログの見栄えを良くしたいだけなら、わざわざこんな大そうな遠征なんて必要ないんです(笑)

温排水のある場所や激浅極小野池にでも行ってりゃ、それなりの見栄えのブログは書けますからね。

でもそれだと個人的には何の意味もないんです。

「居場所を探す」ということが冬の一番難しい部分であって、それをすっ飛ばしてバスとの勝負に入れるなんて、僕にとっては算数のテストで電卓使うようなモンです。あくまで主観的な意見ですよ。

 

 

この遠征含め、ブログを運営するする上で僕が心がけていることは「ブログ見栄えのための釣りをしない」ということ。

こういったブログを長年続けていると、熱心な読者・・・・まぁ自意識過剰な言い方ですが、いわゆる「ファン」と呼べる人もついてくる。

そういった人たちに「すごいですね!」「さすがですね!」などと言われ続けると、そりゃあ勘違いってモノも入ってくるわけですよ(笑) 昔は僕もそうだった時期もありましたね(苦笑)

そしてそれがヒドくなってくると釣り人という生き物は妙なプライドが芽生え始め、いつしか「自分はスゴイと思われているんだ。だから釣らなければならないんだ」となり、どんどん保身的な方向にいってしまいがちです。

事あるごとにささやかれる釣果偽装・捏造疑惑などはそれの詰まる所にあるような気がしています。

 

でも僕はそうなりたくないのです。

常にチャレンジャーでありたいし、僕という釣り人のありのままの姿をこのブログを通して見せたいと思っています。

自然を相手にした遊びです。どれだけ上手かろうと釣れない日はあるし、どれだけ結果を出したいタックルがあろうとその日の状況に合わないこともある。

メーカーからサポートをいただいている以上、ある程度の結果を出すことは必要な訳ですが、だからといってその内容を偽ってまで「結果」を作ることは絶対に間違いだと思う。平岩氏の言う「楽しくやろう」というのはつまりこのことだと思います。

 

だからこそ、ボウズを覚悟の上でこういった遠征釣行を行ない、あえて勝手知らぬフィールドを選んで釣りをしています。

いつもよく行く場所へいつものルアーを投げる、それでも楽しいのが釣りですが、その上を見たいのであれば、ある程度釣果を捨ててでもチャレンジしないと次の世界は見えてきません。

それこそが本当の「リアル」だと思うのです。

そしてそういった環境で磨かれ、結果を出せたタックルこそが「ホンモノ」なのだと信じています。

 

 

エピローグらしからぬ重い内容でしたが、今回だけでなく、僕の遠征釣行にはいつもこのような思いが込められています。