こんにちは。和尚さんと学ぶ経営塾!玄徳庵のこうめいです。

 

いい人経営者こと「ギバー」は、奪う人「テイカー」という人たちと戦う強さを身につけなければならない。自分や家族を守るために戦うこと。これを恐れてはいけない。

 

これがあなたが長く経営者を続けるうえで大事な心構えの一つです。

 

今日はこんな話をしましょう。

 

ある経営者AさんとBさんは仲良く共同で仕事をしていました。

 

最初は、AさんもBさんも協力して仕事をしていたのですが、徐々にBさんのテイカーの本性が現れていきました。

 

仕事でも、自分はなるべく負担の少ない仕事を選び、めんどくさい仕事は全部Aさんに回す。そんな日々が続き、ついにAさんはBさんに、

 

「私の方だけ労働の量が多すぎる!!今の状態では、仕事の8割を私がやっているのに、報酬だけはBさんと半分こというのは、どう考えてもおかしいのでは?」

 

と聞いたんです。ところがそれを聞いたBさんは、突然怒り出し、Aさんは一緒にやっていた会社を乗っ取ろうとしてきた!!!私は被害者だ!!!と、大騒ぎを始めました。

 

Aさんはそれを見て、ああ、もっと早くBさんと戦うべきだったと後悔することになりました…。

テイカーのすごいところは、常に自分が正しい。と、思っている節があるところです。

 

いや、実際は思っているのかわかりませんが、自分が回収しようと思っていた利益を正当な人たちから正当な理由で阻止されると、なぜか自分が被害者のように思いこむんです。

 

あなたは敵でも何でもないのに、テイカーは、あなたを勝手に敵と判断し、必死に自己防衛に入ります。……そもそも誰も攻めてこないのにね。

 

で、場合によっては、ヘンテコな主張の内容証明を送ってきたり、無茶苦茶な裁判を仕掛けてきたり、そんなやばい行動に移るので腹をくくって戦う必要があります。

 

これ、根底に自分の奪う行為は他の人も当然しているんだから、自分だけ批判されるのはおかしい。自分も他の人と同じでしょ?と思っていると思うんですよ。

 

でも、私たちギバーからするとどう考えてもおかしいわけです。

 

だって、こちら側は奪う行為をしてないで、ずーと奪われ続けていたわけですから。

 

でも、そんなこと関係ないと暴れ続けるのがテイカー。

 

ただしこれ、Aさんから奪うものが何もない状態だったら、Bさんもさっさといなくなります(笑)Aさんからまだまだ奪えるものがあると思っているから、抵抗しているわけですね。

 

だから、Bさんと私の中なんだから折れるよ。なんてAさんがいたら絶対だめ。

 

私も法律業の端くれでしたが、テイカーとは命がけで戦わなければ、あなたの家族や大切な人がテイカーに傷つけられます。あるいは悲しまされるかもしれません。

 

それでもいいですか?

 

答えはNO!ですよね?

 

だから、この人はテイカーだと思ったら戦うことを恐れてはいけません。

 

しっかり話し合い、これはダメだと思った場合はあなたの人生からテイカーさんには退出してもらいましょう。

 

それは裏切り行為ではないですし、薄情でもありません。

 

自分の家族や仲間を守るために…戦えるギバーになりましょうね^^

 

今日はここまで。

 

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