昨日は、少し物悲しい気分で失敗作を

持って、友だちに会いました。

 

「これは、失敗作なので、作り直すね。」

というと、意外な言葉が。

 

「せっかく作っているんだから、これで

いいわよ。また、いよいよ壊れたら、

また作ってもらうから。」

 

いくら説得しても、これでいいの返事。

「少し安くしてもらえたら嬉しいわ。」

 

確かに、私はプロじゃあありません。

でも、疵のある品を、自分で使うならともかく、

人に渡してもいいのでしょうか?

 

悩んだ末、接着剤などで修理するということで

持ち帰りました。

 

幸い、切れの目立つ内側は、スマホで隠れる部分でもあり、

両面接着テープと、接着剤で修理してみました。

 

最後に革の切断面に塗るコバコートを塗って仕上げ。

 

一応、これで完成ですが、それにしても、

もしネットで購入した商品に疵があれば、

絶対取り換えてもらいたいと思うのに、

使えそうだから、といってくれる友だちに、

これを渡していいのだろうか?

 

私の心は、ほろ苦いものと、温かいものが入り交ざって複雑です。