うちには仏壇はないのだが、壁に小さなスペースだがお供えを置ける場所がある。
それは横に長くて、真ん中に産んであげられなかった子の位牌と、お線香、お香立て、そして小さいけれど、表情の違うお地蔵様が3体と、水晶で出来ているお地蔵様が1体置いてある。
そこで手を合わせるのだが‥
今日、夕方外出から帰ってきて何の気なしにふとそこに目がいった。
ん?
違和感を感じて側まで行くと、水晶のお地蔵様が何故か横を向いている。
真横というより斜め横ぐらいなのだが、その目線の先にはいつも私がご飯を食べているダイニングテーブルがある。
最初、振動か何かで動いたのかと思ったので正面に戻し片付けをしていた。
ん?ん?
ちょっと待てよ。。
水晶のお地蔵様は、小さなお皿の中に粗塩がしいてあってその上に立っているはず。
しかもその足元には小さなパワーストーンもあり、つまりはそんなに簡単に動ける状態ではなかったよな‥
と、もう一度確認すると…
また横を向いている。
マジかっ?
血の気が引くのを体感しながら、何が原因なのか考える。
心当たりがあるとすれば、8月に亡くなった義母の食べ物に対する欲求はハンパではなかった。とにかく食べることが大好きだった。
だが、私は彼女の四十九日が終わってからまともなお供えをしていない。
何故なら、何年も憎しみ続けた義母に対しての義理はそこで終わったものだと思っていたのだが終わっていなかったのか…
何か食べ物が欲しいの訴えて、私がご飯を食べている所を視ているのか…
そう考えると腰が抜けそうになった。
これが、義母ではなくうちの子ならきっとこんな風にはしないだろう。
またしても根拠のない確信が頭をもたげる…
お線香を焚き、手を合わせたが明日からどうなっているのか今は恐怖でしかない。
亡くなってもなお、彼女の影に怯えていくのかと思うと…
信じるか信じないかはアナタ次第!