祇園祭 | 京都の玄虚庵

祇園祭

新潟中越沖地震の被害を受けられた
地域の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

余震が続く中、不安な状況でしょうが
一刻も早く普段の生活への回復を
お祈り申し上げます。

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京都夏の風物詩

今日は、祇園祭の宵山(よいやま)です。

台風4号の影響で雨模様にお祭りの行方が心配
でしたが、雨もあかってにぎわっているようです。

LIVEでニュース見てるところです。
毎年の光景が見られるだけで
なんや、よかったという安堵な感じ。


出向かないで満足してる所が、
おばあちゃんみたいやね。


明日の巡行・・・なんとかお天気がもって欲しい
と願うばかりです。

ちまき

京都人的感覚ですが、
今年のちまきを手にしないと事が始まらない。

どうしても出かけて来ないと・・・

誰が行く?

・・・ということで、ねずみさんが行くことに。


こちらは、気軽に「1枚写真を撮ってきて~」

とデジカメを預けると

これはブログにのせるんもんやと思い込んで
どえらく張り切って

私より一歩先・・朝6時に寝て、8時台のバスに
乗って出かけたと言うから

みんなビックリ!!

遅くなるほど人でごった返すから
ちょっとでも早く行かなあかん

ということで・・・



京都の

おか~ちゃん 

の気合いは半端やありまへんで!




「もうちょっと寝てから行けばええのに~」
って、みんなに言われてました。

うり坊 はその頃、徹夜続きで爆睡中。

しし座 さんが、
「震度6の地震でTV全部地震情報になってるで」
と、起こしにきたのに、寝ぼけて・・・

震度6でも起きない位眠っていたと勘違い。

「違う!新潟や」と突っ込まれても、寝ていた。

すると、ねずみさんはお役目を終えて帰宅。

「眠い~」と、うつろ。

無茶するからやん・・・ね~



○祇園祭のちまきとは・・・

祇園祭の「ちまき」は、厄除けのために
各山鉾町で売られている。

ちまきが厄除けの役割を担っているのは、
八坂神社の祭神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)が
旅の途中でもてなしてくれた蘇民将来に対し、
お礼として「子孫に疫病を免れさせる」と約束し、
その印として「茅(ち)の輪」を付けさせたのが
始まりと言われる。

その後、茅(ち)の輪」が変化して
「ちまき」になったのでは・・・とされている。

授かったちまきは、家の門口につるしておき、
翌年の祇園祭で新しいちまきと取り替えるまでの
1年間、厄除け・災難除けとして重宝されている。

祇園祭のちまきは、食べ物ではない。

通常は、ササの葉をイ草で巻き、
束にして作られる。


長刀鉾 (なぎなたぼこ)

長刀鉾

長刀鉾

長刀鉾

長刀鉾は、右側の通路から鉾へは
男性しか入ることができません。

長刀鉾

長刀鉾のちまきを売っているところです。

ねずみさん、必死に慣れない写真を
撮っている様子が伺えます。

このお兄ちゃんもカメラ向けられて、
びっくりでしょう。

さて、祇園祭の鉾は、動く美術館
とも言われますが、



長刀鉾の見送裾房金具

の写真を熱心に撮られてるおじさんと出会い
声をかけた、ねずみさん。

これは、たいしたもんなんです~と、
説明してくれはって、

高肉彫 と言って、銅のタガを彫り上げ
金棒と水銀と金合砂を合わせ
半年置いたものを、きしみそと言い
7回塗ったものだそうです。

名工と言われた人が作らはったもので、
今は、もうこんなものでけへんやろうと。

当時、銅であっても手に入らないもの
だったので1個40~50万ほどかかってる
というお話。

各画像をクリックしていただくと
画像拡大しますので、細部をご覧下さい




見送裾房金具
見送裾房金具
見送裾房金具
見送裾房金具
見送裾房金具
見送裾房金具
見送裾房金具
見送裾房金具


何かに注目して見物をしないと
ひとつ、ひとつが、芸術品なので
見切れません。



さて、ちまきを交換するのは
うり坊 のお役目。

ちまき

このように、
母屋玄関と、玄虚庵入口に
今年のちまきを飾って

やれやれです。

これで、今年も厄難消除。

京都の玄関には、
たいがい飾られてますから
意識して見てみてください。


~ ねずみさん、ごくろうさまでした^^ ~


あれっ!

ね・・・

・・・ ねずみさん

「 ぐぅぐぅ ぐぅぐぅ ぐぅぐぅ 」