お互いの関係性をよくしていき、
すばらしい人間関係を築き、
人生を楽しむためにはコミュニケーションすることは欠かせません。
いくつかのポイントがありますが、
その中でも気をつけないといけないのは、
『勝手な連想ゲーム』です。
伝える側は、
「こう伝わるだろう」
と思って伝えても、
きく側の人には、程度の差は大なり小なりありますが、
言葉以外のところからも、情報をもらおうとする傾向があります。
例えば、好きな人から、
笑顔で「愛しているよ
」と言われた時、
真顔で「愛しているよ
」と言われた時、
どうですか?
笑顔でも、馬鹿にされてる? 愛されているな~。 私も大好き。
真顔ってことは真剣なのね。 緊張しているのかな?
などなど
言葉以外の表情から言葉の真意を汲み取ろうとしませんか?
どちらのシチュエーションでも
一緒の人もいれば、違う人もいるでしょうね。
これは【言葉】と共に【表情】からも
メッセージの真意を汲み取ろうとするためです。
(表情以外からも情報を得ようとしますけどね。)
さらに、今、「愛している」と言われた場面に、
あなた達のことを見て、「くすくす
」と笑っている人が、
100人ぐらいいて、周りを取り囲まれている場面だとしたらどうですか?
先ほどとはメッセージの受け取り方が
変わってくるかもしれません。
恥ずかしい。
馬鹿にされているのかな?
嬉しい。
何が起きているの?
どうしてこんなところで言うのだろうか?
などなど考えるかもしれません。
これは、場面が変わることで、【言葉に表情】プラス、【状況】からも汲み取ろうとするためですね。
メッセージを伝える時には、様々な目的があります。
ただきいて欲しいだけの時、
理解して共感(同感)して欲しい時、
想いを受け取って欲しい時、
何かアクションを起こして欲しい時、
一緒に答えを探して欲しい時、
などですね。
伝えられる側、つまりきく側は、
当然、普段の癖から、
その目的(真意)を汲み取って解釈しようとしてしまいます。
この「汲み取って、解釈する」
ここがズレの生じやすいポイントになってきます。
例えば、
伝える側は、『共感して欲しい』のに、
きく側は、『アドバイスが欲しい』んだな?
と『汲み取って解釈した』場合だと、
こんな感じになるかもしれません。
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A「こんなことがあってさ~」
B「そうなんだ、じゃ~こうすればいいんじゃない?」
A「でも、あんなこともあるし、こんなこともあるし、
それがなかなかできないんだよ。」
B「じゃ~、こんな手段は?
これだと簡単にできるよ。」
A「いや~、Bならできると思うけど、自分には・・・」
B「大丈夫だって、Aならできるよ!!」
A「でも、、、」
B「じゃ~、Aはどうしたいのさ」
A「・・・。」
B「・・・。」
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このまま会話を続けていくと、
どうなるでしょうか?
もしかしたら、
Aさんは本音をいえないままかもしれないし、
怒り出すかもしれないし、
Bさんはアドバイスしてあげているのに・・。
こんなにAさんのこと考えてあげているのに、
Aさんは真剣に考えていない
となるかもしれません。
BさんがAさんのことを『よく知っている』と思っていればいるほど、
このお互いのズレが起きる可能性は少なくなるでしょう。
ただし、一度ズレた時は、なかなか気づきにくいので注意です。
BさんがAさんのことをよく知らない場合は、
知らないからこその、ズレはよく起きます。ただ、知らない方が、ズレた時には気づきやすいんです。
どちらにせよ、
気づいたら、訂正することが大切になってきます。
よかれと思って汲み取って解釈することには、本当に注意が必要です。
できるならば、相手の目的(真意)がわかるまでは『聴き続けて』あげて下さい。
そうは言っても時間がない時もあると思います。
そんな時は少なくとも、
『相手のメッセージは、自分が聴いていて思った(解釈)した、「相手の伝えたいこと」とは違うかもしれない。』
と思ってきいてあげるだけで、このメッセージ解釈のズレは起き難くなり、起きたとしてもすぐに修正することができるようになります。
そうすれば、
お互いの関係性はよりよくなっていきます
聴き上手な人は相手の真意をつかみ、
ニーズを満たして上げる事が得意なのです
結構、簡単にできることなので、ぜひ取り組んでみて下さいね
では
※今度5月から大阪で、聴く力を身につけるためのトレーニングの場を創る予定です。興味のある人はメッセージ下さい。詳細がわかり次第お伝えさせて頂きますね!