このページは5月26日に恵比寿ガーデンプレイスの隣りにある日仏会館ホールで開催される、ダウン症のの原因を発見してその生命と人権擁護に一生をかけたフランスの医師で遺伝学者のジェロームルジューン教授の没後30周年を追悼して開かれる、ライブ・コンサートのご案内です。ダウン症を持つ作曲家で名ピアニストの越智章仁さんと、これまでもコラボ演奏で好評を博した医師で尺八奏者の岸本寿男さんのライブ・コンサートはこれまで大勢の人に楽しまれて高く評価されています。お忙しい毎日と思いますが、コーヒーブレイクには淹れたてのコーヒーやお飲み物、そしてワインもご用意してくつろいでいただけます。

このポスター・フライヤーをプリントアウトして広げてくださる方はこちらのPDFファイルをご利用下さい。

越智章仁さんと岸本寿男さんの過去の演奏を一部ご紹介します。

🔴オンライン予約申し込みはこちらからできます。当日チケット代金をお支払い、チケットを受け取り入場していただけます。

 

このコンサートはフランスのThe Association des Amis du Pr Jérôme Lejeune の後援を受けております。
この協会の使命は、ジェローム・ルジューヌの人生、業績、メッセージを広め、知らせることです。
ジェローム・ルジューン教授についてはこちら。

 

ルジューンはノーベル医学賞にノミネートされていたが、「中絶に道徳性はない」とする講演を行い、妻への手紙の中で、「今日、私はノーベル医学賞を失った」と書いた。
 医者として研究者として「自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない。依頼されても人を殺す薬を与えない。同様に婦人を流産させる道具を与えない。」などの「ヒポクラテスの誓い」を守って、医療や研究を行っていた。名声を得るためではなくダウン症の子どもたちのことをいつも考え、診察と治療法の研究を行った偉人です。

 

ジェローム・ルジューン( 1926-1994)は、フランスの小児科医・遺伝学者。ダウン症候群などの、染色体異常と病気の関連性に関する研究で広く知られている。ルジューンのこの発見によって、染色体の数がどのように病気を引き起こすかについて明らかになったが、それは「染色体異常の出生前診断」と「妊娠の中絶」につながった。人の命に対して恐れを知るルジューンは、このこと(自らが科学的に明らかにしたことによって、新しい命が失われていくという、とてつもない責任)に強い衝撃を受け、中絶反対の闘いを始めた。

 

教皇ヨハネ・パウロ二世は、ルジューンを教皇庁生命アカデミーの会長に指名した。2021年教皇フランシスコは、ルジューンを「Venerable(尊者)」として列聖した。尊者とはカトリック教会において、列聖を最終的な目的とする調査の開始を宣言された後、様々な調査によって、その人物の生涯が英雄的、福音的な生き方であったことを公認した時につける敬称。カトリック教会における列聖とは、信者が死後に教皇の宣言により聖人として公式に認められることです。
 

ライブを聴かせてくれるお二人の演奏をご紹介します。