豪快にコピペの鬼灯2023 | げんきファームのブログ

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げんきファームにおける活動の記録

こんにちは。げんきファームです。

 

今回は豪快にコピペ

 

 

そろそろげんきファームの一大イベント鬼灯の出荷がはじまります。

 

にあたって今年(2023)よりいくつか変更点がございますのでこれを覚えて鬼灯作業に臨んでください

 

 

当日一度説明はあるかと思います。

 

 

変更点1 優L、M、A40に関しては頂果の実の部分に葉が無くても良くなりました。上にしっかり葉がある前提です。(わざわざ取らなくてよいです) 

秀は例年通り。

 

このような場合去年まではBだったのですが上の葉がしっかりあれば優、Aになります。

 

 

 

 

変更点2 実の選別から優Мは無くなり秀L秀М優Lの3種類になりました。

 

1円玉くらいの青さは優でよいです。 いつもながら手がチンパンジーですもやもや

ちょっとした穴や傷も優で問題ないそうです。 この辺もう一度確認していきましょう。

 

変更点3 鬼灯の一番上の切り口部分の口径が変更されましたがこの辺は気にしなくてよいと思います。

 

 

 

ここからは多少補足してますが以前の記事のほぼコピペ(2年前の記事を基にしてますので鬼滅の刃を乱用しております)

 

 

 

やることはあまり変わらないのですが去年まではいなかった従業員さん、ほとんどきれいさっぱり忘れる過去は振り返らないタイプの方々おられるのでまとめていきます。

 

 

 

まずは収穫からはじまります。

 

朝礼終わり次第(朝礼無し)収穫班はハウスに向かいます。暑くなるので時間との戦いです※2022より夏時間7:30より)

 

 

 

 

収穫班

 

 

まず鬼灯は1本づつ切っていきます。 鬼灯は切ったらその瞬間から弱っていきます。 何本かまとめて切ったりしないようにしましょう。

 

根元から切りましょう。長い方が後で調整するのに助かります。

しかし石やら土を切らないように…ハサミが切れなくなりますチーン

切った鬼灯は1本づつきれいに並べて最後束を作ります。

 

一束の本数は37本くらいになるかと思います(あくまで目安)

 

多すぎると後でプールに入らなかったり少なすぎるのはフックが止めにくかったりします。

慣れるとおおよその束の太さがわかるようになるでしょう。

 

数えながらはスピードが遅くなるので感覚でいいです。細いのが多いのと太いのが多いのでは束の太さは変わるので37本というのは何度も言いますがあくまでも目安です。

このとき鬼灯の茎の下の部分がきれいに揃うようにしましょう。(重要)

長さが違うとプールはすごく浅い(8センチ)ので液に浸からない鬼灯がある可能性がでるためです。

 

ある程度束が出来れば職員が選果場に持って行ってプール(クリザール2000倍)に一昼夜浸ける形になります。

なのでその日に取った鬼灯は次の日に調整します。

 

収穫班まとめ

暑さと時間との闘い

地面ギリギリから切る(ハサミで石や土を切らないように)

37本前後にまとめる

茎の長さが揃うようにきれいに束ねる(最重要)

 

 

 

 

 

調整班

 

調整は鬼灯を1本1本見て適正な規格に仕上げていく仕事です。

鬼灯の規格を理解していないとできない作業になります。

 

基本はこの通りです。これを頭に叩き込みます(2023変更有り)

 

 

 

…というものの年に一回しかしないのでだいたいみんな最初は忘れてますもやもや

というわけで1本だしてみます。

 

これがどういうサイズになるのかというと…

 

まず長さを見ます。 いちいち図りません。 このような魔法の段ボールがございます

 

これに書いてあることを今さら説明しときましょう。

 

L…Lサイズの長さです(75センチ以上)※頂果の付け根部分から茎の下までの長さ

 

B65…規格B65の長さです(65センチ以上)※茎全体の長さ

 

M…Mサイズの長さです(60センチ以上)※頂果の付け根部分から茎の下までの長さ

 

B45…B45の長さです(45センチ以上)※茎全体の長さ

 

A40…A40の長さです(40センチ以上)※頂果の付け根部分から茎の下までの長さ

 

15cm…持ち手の長さです(15センチ)規格表では10~15センチと書いているので10センチでもよいです。※最下の鬼灯の下の部分から茎の下までの長さ(鬼灯の付け根部分や鬼灯の上からではない)

 

※L、M、AとBでは図る位置が異なります。

 

 

これまとまとめると下の図のようになります。(※実の数は秀Lは8個、A40は3個でよい)

 

これはひとまず長さの話。

 

それでは実践。

他にも決まりがあるので例としてまとめてみました。もう少しうまくまとめれんものかと悩んだがやり直しはめんどくさいのでこのままいく…

 

順番は人それぞれかと思いますが… (2023改定)

 

0. (慣れればぱっと見でサイズを予測してください) その際脇芽等取りましょう

 

 

1.実にキズや虫食いがないか確認します。 あれば落とします。小さな傷であれば秀にはなりませんが優にはなります(規格表参考) 

 

2.まずは基本の頂果を見つけます(4㎝以上[1円玉2枚分が4㎝]かつ葉が2枚(1枚可)ついているもの) 

頂果よりも上に実があることもありますが4㎝に満たないもの、実の部分に葉が無いものは頂果にはなりません。 4㎝以上かつ葉がある実が頂果(形、傷に気をつけて。)になりますキラキラ 

極端な話葉が無い場合はBサイズのみになります。(※2023より優L、M、A40は頂果に葉がなくとも可)

 

3.頂果より下に葉はいりません。あれば全部取ります。もし脇芽がついていたら脇芽も取ります。

 

4.最上部の切断面が4ミリ以上は優以下になります(頂果の付け根から茎の先端までは30㎝以内) 長くて切らない限りは4ミリはクリアするかと思います。(※2023より変更有ですが気にしなくともよいです)

 

5.曲がりが5センチあればもう規格から外れます(よっぽどでない限りはあまり気にしない)

 

6.ここから実の選択をしていきますが上の例は実は10個ついてますがすでに2つ欠果があります。

…しかし秀Lは規格表を見ればわかるように連続でなければ2つまで欠果良しとなってます。

長さ的にLは問題ないのでまず頂果から75センチにカットします。

 

6.握りの部分が10~15センチ必要なので握りの部分にある実を2つ落とします。 落とした実は実だけで出荷します。

 

例の鬼灯ではこれで完成です。 秀Lと実が2つできました。 文にするとなかなか難しいかな?

欠果に気づけず優に下がった…なんてことが無いように気をつけましょう。

 

 

 

 

実の着色加減というのもあります。7割は目安でいいかと思います。

下が実の数、欠果、などを表にしたものです。優Mは60が抜けていますチーン

 

 

 

 

と、ここで前の図を再び引きずり出しますアセアセ

 

ここでなぜわかりやすい典型的な規格で図をつくらなかったのか2年前(今だと4年前?)の自分に問いただしたいのだが…時がたつのははやいものだ。

 

秀LとA40が規格よりも実が多いですね。 実際には実はギリギリの方が取った実がお金になる

…のですがこれには理由があります。

 

まず秀L。

実が9個ついてます。規格では8でいいはず。 実は図が小さくて見にくいのですが上から5番目と9番目が欠果になってます。 秀Lの欠果はご存じのように連続でない2個まで。

ここで考えるのは持ち手の一番下を取れば欠果ということにはならない…。 

下から鬼灯の一番下が15センチほどであれば…なのですが無理ですね。取っちゃうと持ち手が長すぎ、実を一つとると欠果2個までという規格から外れるため9個の秀Lとなってます。 合ってる?

 

A40。

こちらは色の問題かと思いますが…? 例としてはダメなやつです。 実は3個、完着は2個でいいです。 …ので上から2番目と5番目を取って(持ち手が短ければもう一つ上のを取る)下の実は出荷するのが正しいかと思います。2番目の青い実は完着してないので出荷できません。

図が間違ってましたが何か

 

毎年このパターン多いです。 気をつけましょう。握りは一番下の実のおしりの部分からです。

握りの長さがいりますよ 

 

去年こうしてみよう!というのがこちらなので参考に。 以上ですが10cmも20cmも変えると規格そのものが崩壊するのであまり無理なら諦めましょう。

 

色味に関してはこちら

頂果を一つ下げると着色率が良くなり“”品がいいです“”

 

調整班まとめ

とにかく集中アセアセ

 

 

 

 

 

 

結束班

 

最後に調整された鬼灯を5本づつ結束していきます。

 

Lサイズは3か所、そのほかは2か所止めていきます。

 

実は簡単そうに見えますが最後の判断をくだし規格外があればはじかないといけないポジションになります。 調整で見落とされたところを発見してえらそーに人に指摘できるポジションですヒヒヒ…

 

一応結束の仕方も…

鬼灯の実は真横に生えていません。 片方が幅が狭く逆が少し広いです。わたくしは勝手に広い方を背中側と呼んでます。ほかの人には通じなくても別にいいもん。

えらい茎を太く書いたけどこんな感じ。

 

 

で、その背中側をお互いにくっつけて結束します。おしくらまんじゅうのイメージ。すると鬼灯の実が外側に出やすくなります。

なぜこんなボケた写真しかないのだろう…

 

このような感じ。実が5本の茎の中に入り込まないように気をつけましょう。

 

結束班まとめ

 

やっぱり集中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実の選別班

 

 

秀大、秀小、優大、優小の4種類に分けていきます。(※2023より優小は無くなりました) 穫量が増えれば自ずと実の出荷量も増えてまいります。 

 

このような大小判別グッズもありますが…こんなのは使っても最初だけ!

ある程度したら使わずに判別していきましょうニヤニヤ

大きくて綺麗なら秀大、小さければ秀小、少し傷などがあれば優です

大きさで言うと6センチ以上は大、4センチ以上6センチ未満は小になります。

おそらく担当した方は選果が終わる頃には触っただけで何がどんな大きさかわかるくらいの特殊能力を身につけ…ていたらいいねニヒヒ

 

1箱105個にします。

 

実はどうしても後から一気にきて持て余しますが今年ははやめはやめに手を打っていきましょうアセアセ

 

 

 

実の選別班まとめ

 

そうだね。集中。

 

暑い中の作業がはじまります。 みなさんどうか体調に気をつけてくださいな

 

まもなく放送(8/5)