行政の行政らしくない情報発信!@丹波市視察 | 北川元気オフィシャルブログ「元気があれば、なんでもできる!」Powered by Ameba

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11/18(水)
行政が、LINE@をうまく活用して情報発信をしている!
という噂を聞きつけ、さっそく兵庫県丹波市に視察に行ってきました。

・ありきたりな行政の情報発信
行政の情報発信は、広報や防災無線、ケーブルテレビやローカルラジオなど従来のものに加え、最近では、FacebookやTwitterなどのSNSを取り入れている自治体も多いです。
彦根市もSNSでの情報発信に取り組みはじめましたが、ありきたりな行政の情報発信で、特に若い人は「おもしろくない」と見てくれなかったり、まだまだ課題は多い現状です。

そこで、今回のLINE@を使った情報発信ですが、なんとここ丹波市では、人口の約一割にあたる6497人(平成27年11月現在)が、丹波市のLINE@に友達登録していて、これは人口割でいくと日本一。

LINEは、他のSNSと違って登録者へのアプローチがダイレクトメッセージでできるようになっていて、FacebookやTwitterのように自分から取りに行く情報ではなく、自分のスマホにダイレクトにやってくる情報で、スマホの利用者が急増するなか、LINEの利用者は他のSNSに群を抜いてTOPです。

丹波市の秘書広報係の方に詳しくお話を聞かせていただきました。

・行政らしくない活用(情報発信)
丹波市LINEは、イベントや行事のお知らせツールとしての活用ではなく、クーポンが発行できる点に着目し、ありきたりでつまらない情報発信ではなく、どちらかと言えば「ちょっと楽しそう」が感じられる体験型情報の発信に努めています。

・ねらいは若い世代に
丹波市を身近に感じる機会、きっかけづくりにつなげたいと考えており、特に10代~30代をターゲットに関心を引くクーポンを発行することで、若い世代にも丹波市への興味、愛着を深めてもらうことを期待しています。

・丹波市LINEの現状
開始:平成25年5月31日(約2年)
登録者数:6497件(平成27年11月現在)
情報発信:不定期(月一発信くらいにしている)
スタンプ発売:平成26年11月17日(約一年)
スタンプ販売状況:約1800セット(平成27年11月現在)
↑LINEコイン50(120円)が1800セット売れている

・これまでの主な活用
平成25年6月 丹波市薬草風呂入浴無料チケットクーポン
平成25年7月 広報たんば表紙掲載クーポン
平成25年7月 丹波市長体験クーポン
平成25年8月 「ちーたんの館」無料チケットクーポン
平成25年11月 恋するフォーチュンクッキー参加者募集
平成26年4月 防災行政無線放送クーポン
平成26年5月 ちーたんサプライズ訪問クーポン
平成26年8月 丹波市豪雨災害情報(避難勧告含む)
平成26年11月 ちーたんLINEスタンプ販売開始
平成27年5月 女子プロ野球無料観戦チケットクーポン
平成27年7月 愛のメッセージクーポン

・これだけやっても経費はゼロ
導入経費、運用、スタンプ制作、販売など、これだけやっても市民の税金は一円も使っていない。優秀な職員がおりますもので(ドヤ顔)


広報の表紙になれるクーポンや市長体験クーポンなど、まさに行政らしくないクーポンの活用で、こうした「ちょっと楽しそう」が人口の1割の友達登録のコツだったようです。
しかも、平成26年8月の豪雨災害では、しっかりと災害情報をダイレクトに届けられていて、日頃からのLINE@の取り組みがこうした有事の時に本来の伝えたい情報を伝えることができています。

丹波市の素晴らしい取り組みから、かなりいいヒントをいただきました。
感恩報謝


翌日は、おとなりの長浜市に視察へ。
長浜市もLINE@を導入しておられるとのことで、湖国志士の会の仲間の中嶌市議にご協力いただき、長浜市の職員さんとも意見交換をさせていただきました。
もちろん丹波市の取り組みも情報提供させていただきながら、彦根と長浜でおもしろい情報発信が出来ないかと知恵を出し合いながら。

さて、今回のネタをいよいよ我が彦根に持ち帰り、職員さんに情報提供、政策提案という運びになります。

あっ、ちなみに今回の視察も「政務活動費」は一切使っていません。
市民の税金を使わず、全額自費です。

以上、視察のご報告まで。