職員の声、市民の声(議会の声)を無視した市役所耐震問題 | 北川元気オフィシャルブログ「元気があれば、なんでもできる!」Powered by Ameba

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絶好調~お元氣様です!

まず、今回の大雨による大災害で、お亡くなりになられた方々、被害に遭われた多くの方々に、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。



さて、9月議会のご報告を。

9月14~16日と3日間にわたって代表・一般質問がありました。
その中で特に今、市民の関心も高く、翌日には新聞に載ることになった市役所耐震化問題について報告します。



(以下、内容は編集してわかりやすくしています)

市役所耐震化整備事業

 市役所は一日も早く耐震整備しなければ!
この想いは、全議員が同じであり、いつ起こるかわからない災害に備え、市民や職員の安心と安全を一日も早く実現したいとみんなが思ってまいす。

 しかし、大久保市長が就任(2年前)されて以来、それまで進められてきた現行案と呼ばれる計画を「一旦立ち止まって考える」と勝手にストップさせ、これまで関わってこられた方々のご努力もむなしく、結果としてこの市役所耐震整備を大幅に遅らせ、
現在も市役所本庁舎を利用される市民や職員は、危険な状態のままとなっています。

 先の6月議会で出された「実施案」も、多くの議員から理解を得られず、結果として大久保市長案は事実上の否決。議会から出される修正案が通り、また耐震問題はストップしてしまいました。

 本庁舎耐震整備は、一日も早い実現をしなければという思いがある一方で、こうした経緯から、私たちは市長への不信感を感じてしまいます。

市長の謝罪について

 市長は、全員協議会で全議員に対し、謝罪をされました。

 その内容は、全員協議会の場でしたので、市民には一切見えず、何も知らされないことになります。
 市長と議会という関係は、市長から出された重要な議案を、我々議員は、住民の代表として審議する役割があり、こうした市長から謝罪があった事件についてもしっかりと市民に公開されるべきであると思います。
 市役所の耐震化整備事業にも大きくかかわることですので明らかにします。

Q.市長が、全員協議会の場で、全議員に対し謝罪をされた理由は

A.(市長)本庁舎耐震化整備事業は、議員の皆様に慎重にご審議いただき、様々なご意見等を頂戴している重要な案件であり、本来、議会の皆様にまずご報告し説明すべきことであったが、さきに実施した8月20日の記者クラブとの定例記者会見において、事業内容の一部を述べてしまった結果、新聞紙面を通して議会の皆様の目に触れる事となった。
 この対応は、議会の所定の手続きを逸脱したもので、議会と執行部の信頼関係を損ねるものであると、私は深く反省したことから、議会の皆様に対し謝罪させていただいた。

Q.市長は、議会との関係についてどう考えているか

A.(市長)議会における所定の手順を逸脱し、議会と執行部の信頼関係を損なったことを深く反省し、議会との信頼関係を回復したいと考えている。
 これかりあも議会に丁寧な説明に務めるとともに、議会において皆様と議論を深めたいと考えている。

市長の耐震見直しの判断について

 市長は、平成25年9月議会で、突然「一旦立ち止まって考える」と言って、耐震整備基本計画の委託、耐震化工事実施計画の委託など、議会の議決を経て、これまで5年かけて進められてきた実施計画自体を、実質反故にされました。
 議会が、一日も早く実施してほしいと求め決議してきた耐震整備を、市長の耐震見直しの判断によって、結果として工事がどんどん延ばしにされてると感じます。その耐震見直しについて、市長のお考えを伺います。


Q.市長の耐震見直しは、結果として判断ミスではないか

A.(市長)今回の見直しにより、事業費抑制や工法変更によるBCPなどについて、一定の効果が見込めたと考えている。
(※耐震見直しで、工事は2年遅れ、経費は2.5億以上高騰、ムダな設計費、人件費、マンパワーを使っている)

Q.市長は、耐震問題が進まないのは議会の責任だという考えか

A.(市長)地方自治体は、二元代表制の元、運営されるもので、お互いの主張が違う時もあって、十分に議会の皆さんと議論を尽くしていかなければならない。耐震問題では、それぞれの立場や、意見の違いなどから、色々とご心配をおかけし、申し訳なく思っている。

Q.市長と職員の信頼関係は

A.(市長)担当職員が大変苦労していることは、十分に認識しており、申し訳なく思っている。しかし、職員とは、以前からこの耐震問題ばかりでなく、協議にあたっては、率直に意見交換を行っており、また、各自の発言に制約を加えたことも無く、協議の結果は別として、職員から出された意見には必ず耳を傾けいる。私は、信頼関係が築けていると考えている。

本庁舎耐震整備事業の集約案について

 まことしやかに、今回提出された本庁舎耐震整備事業の集約案は、醜悪案という声も聞こえてくるわけでありますが、その集約案について質問します。

Q.集約案が決定されるまでの経緯は

A.(市長)6月協議会終了後、「前面5階案」と「後面5階案」を作成し、これをもとに7月15日に各部局にヒアリングを実施し、当初見直しをを始めた趣旨を保持しつつ、出された意見ができるだけ反映できるよう、さらに案を練る作業を実施してきた。これと並行して、7月9日、8月6日、8月18日の3回にわたって市役所本庁舎耐震化整備事業推進本部会議を開催し、各部局の意見を聞き、調整を図ってきた。
 このような経過により、職員の意見をできるだけ取り入れるなどし、最終的には、8月18日に開催した第13回市役所本庁舎耐震化整備事業推進本部会議において、私が決裁権者として本案の決定に至った。

Q.市長部局ヒアリング結果に対する市長の見解は



↑これが、ヒアリング結果(職員の声)

A.(市長)今回実施した各部局へのヒアリング結果は、「前面5階案」よりもさらに前面増築の面積を増やし「現行案」程度にする案や「現行案」など、よりスペースが広い案が望ましいという意見が多くあった一方で、「後面5階案」を修正した代替案も出された。
 また、これ以外にも、市民サービス向上のために確保すべきスペースや耐震化後の本庁舎に付与すべき機能について、現場から様々な貴重な意見が出さた。
 こうしたことから、私が本庁舎耐震化整備事業計画を再検討していく際の方針としていました、①事業費を抑制する、②デッドスペースを抑制するために工法を再検討する、③既存施設を有効利用するなどして増築を可能な限り避ける、という3点をクリアする意見を「集約案」に取り入れることに、大いに参考になった。

Q.多くの部局から指示される「前面5階案」にしなかった理由は

A.(市長)1点目は、事業費の抑制のため。「前面5階案」と「集約案」を比べると、「集約案」は面積が小さいということのみではなく、前面増築の細長い形状と比べ、後面増築はより正方形に近いため、その形状から、基礎工や外壁等の外部仕上げ面積が小さくなり、建設時のコストがより抑えられるという点も挙げられる。
 2点目は、既存庁舎との接続面積の大小を比較すると、「集約案」は、既存庁舎の各部屋への影響が小さく、将来の建て替え等を考えると、より庁舎へ物理的な負担がかからないという理由によるもの。


Q.現行案もしくは現行案程度の前面増築にしなかった理由は

A.(市長)先ほどと同じ理由

Q.ヒアリング結果(職員の声)が集約案に反映されているか

A.(市長)反映された主な意見は、後面の増築棟を既存庁舎と各階で繋ぐ意見、前面ブレースを着色ガラスで覆い景観に配慮する意見があった。
 職員の意見についてすべてを反映させることは困難だが、今後、レイアウトの工夫等により、できるだけ必要なスペースを確保し、職場環境の改善と市民サービスの向上につなげてまいりたい。

= = = = =

なんのためのヒアリング結果(職員の声)だったのか・・
市民の声、職員の声、議会の声を無視した市役所耐震整備を進める大久保市長。
本音は、前獅山市長の案を受け入れたくないというとこだろう。

今後、最低でも20年はこの状態で使い続ける市役所本庁舎。
市役所は、市民サービスの拠点であり、災害時の防災拠点でもある。
そんな大事な市役所を大久保市長の好き勝手にさせる訳にはいかない。