”記号”が心に響く瞬間 | 心のアンテナ日記

心のアンテナ日記

元気印の研修講師 大嶋博子のブログ

昨日の夜から大阪です。

今日と明日の2日間は、若手社員の方の研修。

そして、週末14日(土)は出版講演会in大阪江坂です。

ホテルの窓から。大阪の夜景、きれいです!

 

昨日、宿泊先の京橋駅に到着し、そこで翌朝の朝食を買いにコンビニに行きました。

飲み物やら、おやつやら、あれこれ選んでレジへ。

 

若い女性の店員さん、

この方が、私の心に残っています。

 

夜のコンビニ、お客様も店員さんどちらもビミョーに疲れている時間「いらっしゃいませ!!」

 

そんな中、とても明るい声での接客がまずうれしい^^

そして、コンビニのいつもの質問。

「あたたかいものと袋を分けますか?」

私「ううん、あったかい飲み物はバッグに入れちゃうから、大丈夫」

「ありがとうございます!では、ちょっとテープだけ貼らせていただいてもよろしいですか?」

 

こんな当たり前の会話なのに、目を見て嬉しそうに笑ってくれると

こんなに印象が違うんだーと感心。

 

さらに、かごの中のポケットティッシュの束(寒くなると鼻水でまくりの私には必須)を手にしながら

「雑貨は袋をお分けしますね」

私「ううん、それもいいわ。こっちに入れちゃうから。

  あ、テープ貼る?」

「よろしいですか^^ありがとうございます!!」

 

これもよくあるごくごく当たり前の会話。

でも、ここで気づいたんです。

 

いかに普段聞いている言葉は、

”セリフ“になっているか、ということを。

 

言っている言葉は同じであったとしても、

ふつうは作業の流れの中で、お客様の目を見ないでいうことが多いのです。

 

普段、研修でもお伝えしているのですが、

言葉って“ただの記号”だと思うんですね。

そこにどんな思いや意図がこもっているか、

は音としては聞こえてこない

その記号の中に込められている気がするのです。

 

何も考えなければ、ただの記号

相手の心に響くことはない

 

でも、相手への感謝とか気づかいとか、いろいろな思いを込めて

相手に届くように目と声と表情をセットすると

ちゃんと相手の心に響く音を奏でるのだと思います。

 

お会計が終わり、レシートとかお釣りを財布の中に入れるとき

ここでも、ちょっと手間取ってしまう一瞬の時間って、ありますね。

 

そんな時、

彼女は買い物袋を手にもって穏やかに待ってくれました。

そして、一言

「お気をつけて!」

 

普通なら、お釣りを渡した時点で、

店員さんの目は次のお客様に向けられる

最後の“ありがとうございました”も次の人を見ながら言うことも多いもの

 

ほんの一瞬、時間にして3

この余裕が持てるかどうかの差

その価値をしみじみと感じた店員さんの応対でした。

 

今日の問いかけ

『どのようにして、その“3秒”を意識しますか?』