みなさん、こんばんは(*^_^*)
日本ホリスティック医学協会の情報誌
HOLISTIC News Letter Vol.87
に、僕の記事が掲載されました。
ありがとうございます。
今回の号は
「いのちに向き合う ライフレッスン」
~病が教えてくれた自分らしい生き方~
というテーマの特集になります。
尊敬する帯津良一先生や、
7月にシンポジウムでご一緒させていただいた
女優でヒプノセラピストの宮崎ますみさんさんなど、
素敵な方と一緒に掲載されています。
なんだか、とっても嬉しいです(*^_^*)
僕の記事を全文、こちらに載せさせていただきますね。
よかったらお読みください。
以下、日本ホリスティック医学協会の情報誌
HOLISTIC News Letter Vol.87
12~13ページより抜粋。
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特集 いのちに向き合うライフレッスン
パニック障がいから授かったチャンス
則武謙太郎
今でもはっきりと思い出すことができます。初めて発作が襲ってきた時のことを。
当時26歳、子供が1歳になったばかりの頃、家族で楽しく食事をしていました。
「バクバクバクッ!」
突然、心臓が大きな音を立てはじめ、不整脈のようにあおりだす。血の気が一気に引き、全身から冷や汗が止まらない。急に息苦しくなり、吐き気まで襲ってくる。「このまま心臓が止まったらどうしよう?」そんな恐怖が頭をよぎるほどの強い衝撃が30分ほど続きました。
この強い発作は、その後不定期に何度も襲ってきました。いつ、どこで発作が襲ってくるかわからない恐怖感は、きっと体験した人にしかわからないでしょう。
病院では、「パニック障がい」と診断を受けましたが、薬を飲むことは拒みました。この時は、薬を飲んだら負けてしまうような気がしていたからです。
自分で作った病気だから、自分で治してやる!
そう意気込んで、ネットや本で調べ、良い情報は何でも試しました。食事、呼吸法、自立神経訓練法、ジョギング、ヨガ、気功、心理学・・・。しかし、頑張っても、頑張っても、その頑張りと反比例するかのように悪化していき、様々な症状を併発していったのです。
睡眠障がい、慢性的な不安、閉所恐怖、対人恐怖、摂食障がい、極度の上り症、広場恐怖・・・、人と目を合わすのが怖くなり、会話もうわの空・・・。
めまい、ふらつき、下痢、吐き気・・・、身体的な症状も強くなり、自分の体がコントロールできなくなっていく。操縦不能なロボットみたいに・・・。
それでも、今日1日だけは頑張ろうと、心と体にムチを打ち、なんとか仕事にだけは通っていました。
そんな状態を1年ほど続けた頃でしょうか。さらに追い打ちをかけるように「急性肝炎」という病気にかかります。肝機能の数値GTPが、正常値40以下に対し、なんと私は1,495まで上昇!かなり異常な数値で、その場から歩行禁止、1か月以上の入院を余儀なくされます。
これから自分の人生どうなってしまうのか・・・、真っ暗な深い穴の中に落ちていくような絶望感。そこから這い上がる方法もわからなく、目の前が真っ暗になりました。
しかし、この入院生活が、私の人生の大きな転機となります。
病気になってから初めて、仕事や家庭から離れ、自分の心と向き合いました。
そして、「今まで必死になって現実から逃げていた」という大切な事に気づいたのです!
本当は、病気の自分、弱い自分を受け入れるのが怖かった。頑張るという言葉で、心の声に蓋をしていた。今の自分が嫌で嫌でしょうがなく、病気になる前の自分に戻りたかった。
今まで、弱くて情けない自分を認めることが怖くて、必死で自己否定していたんだって。それに気づいた瞬間、心の中のモヤモヤが、スーッと晴れていったのです。
この時に、1つの決意をしました。それは、あるがままの自分を受け入れること。病気である自分、弱い自分、情けない自分、何もできない自分。どんな自分も受け入れる。だから、治るか治らないかも手放しました。治すことよりも、今の自分でどんな生き方が出来るかを考える。治そうとして自分の心の声に蓋をするのではなく、治らなくても良いから自分の声を聞いてあげる。決してあきらめるのではなく、あるがままの自分を受け入れることにしたのです。
そして、今までずっと無視していた自分の感情にいっぱい声をかけてあげました。
「今まで無視してごめん!本当は辛かったよね。でも、もう大丈夫!ちゃんと気づいているから。もう一人じゃないからね。」
すると、涙がとめどなく溢れ、心の内側から癒されていくという不思議な体験をしました。本当は、ずっと気づいてほしかったのです・・・、自分自身に。
この後、パニック障がいが治るまでに、4年かかりました。病院へも行き、薬も飲みました。すぐに良くなったわけではないのですが、この入院をきっかけに、未来が明るくなり、生きるのがとても楽になっていったのです。
私は、パニック障がいという病気から、沢山のかけがえのないギフトをいただいたのですが、その中でも特に大切にしていることが3つあります。
1つ目が、点で見ると辛く苦しいような出来事も、人生という線でみると、すべて必要なことが起きていて、その人が成長するためのかけがえのない神様からのギフトが隠されているということ。
2つ目が、「思考」と「感情」が別ものだということ。感情とは、自分の中にいる他人のような存在です。本当の心の声を聞くには、自分と向き合い、寄り添ってあげることが大切です。そして、自分の一番の味方に自分自身がなってあげることができた時に、どんなことがあっても自分の人生を信頼できるようになります。
3つ目が、幸せは未来にあるのではなく、足元にあるということ。病気が治ったら幸せになれる・・・、というのは幻想かもしれません。全てのプロセスを信頼するのであれば、今この瞬間、自分に必要なことが起きているはず。「もっと○○になれば・・・」というのは、裏をかえすと自己否定、現状否定です。そんな時こそ、自分と向き合うことが必要で、幸せは未来にあるのではなく、今あなたの足元にあるということに気づかなければいけません。今ある幸せに感謝できた時に、見える景色がガラッと変わります。
今では、自分の経験をいかし「自分らしい生き方」をテーマに、カウンセリング、講演、セミナー講師をさせていただいています。1人1人があるがままの自分を認め、あなたがよりあなたらしく輝くお手伝い。それが僕の今の使命です。
自分が経験したからこそわかります。どんな病気や困難も、あなたにとって必要な出来事が起きていて、そこにはかけがえのない神様からのギフトが隠されていると。勇気を出して、受け取ってみてください。そこには必ず、愛と感謝が隠されていますよ。
あなたが、あなたらしく輝くことを、心から応援しています。
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以上、ここまでです。
主に、自分の体験と、そこからの気づきの記事になります。
何かのお役に立てたら嬉しいです(*^_^*)
こちらのニュースレターは
日本ホリスティック医学協会の会員さん向けの情報誌になります。
ホリスティック(Holistic)とは、ギリシャ語の「holos」を語源とし、「全体」「関連」「つながり」「バランス」などと訳されています。ホリスティック医学では、身体だけでなく、目に見えない心や霊性を含めた”Body-Mind-Spirit”のつながりや「環境」まで含めた全体的な視点で健康を考えます。
アンドルーワイル博士が顧問をされ、
帯津良一先生が会長をされています。
素晴らしい団体ですので、
興味のある方はぜひご参加ください。
■NPO法人 日本ホリスティック医学協会
http://www.holistic-medicine.or.jp/
最後までお読みくださりありがとうございました。
1人1人があるがままの自分を認め
あなたがあなたらしく輝きますように。
感謝を込めて。
□■□■ 出演イベント情報です □■□■
■10/27(日)伊藤元二×則武謙太郎
コラボワークショップ第4弾!
「自分らしい生き方を発見するには?」
■11/6(木)こうちゃん&けんちゃんの「己書道場」in一宮
http://ameblo.jp/genki-mura/theme-10069733236.html
■11/16(土)こうちゃん&けんちゃんの「己書道場」
岐阜市で開催されるイベント『Sweet Home Cafe』の第2部で、こうちゃん&けんちゃんの「己書道場」を開催することになりました!
よかったらご参加くださいね♪
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■11/17(日)13:30~16:30 ウイル愛知
稲田貴久×則武謙太郎 コラボワークショップ!
~弱さはあなたの味方だよ~
≪あるがままの自分で生きるために♪≫
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■11/18(月)こうちゃん&けんちゃんの「己書道場」in大垣
http://ameblo.jp/genki-mura/theme-10069733236.html
https://www.facebook.com/
■11/28(木)こうちゃん&けんちゃんの「己書道場」in名古屋
■2014年1月19日(日)岡崎
第4回『チキンハートだよ!全員集合!』in岡崎
名古屋、豊橋、大阪に続き、第4弾は岡崎です♪
コケコッコ~♪チキンハートな出演者♪
末期がんを克服したシンガー・杉浦貴之
薬を使わない精神科医・宮島賢也
心理学サロン「魅RAKU流」代表・稲垣利香
笑顔を届けるハートフルシンガー・稲田貴久
愛のメンタルセラピスト・則武謙太郎
走る精神保険福祉士・中澤恵
http://goo.gl/NfomQI