幸せな人生の素晴らしい宝物を受け取る前に、あなたはまず与えなければならない。あなた自身を惜しみなく与えなさい。他の人に役立つことをしなさい。あなたが与えるものだけが増大して、あなた自身の人生に戻ってくる。








押忍!
少しずつ、中上級にあがる子がでてきました。
中上級にあがると必ずといっていいほど泣いてしまいます。
体格差があっても、小さい子にきかされてしまいます。
これはなぜかというと、まず初級は例外なくきかせるパンチをうてる子がいません。
キックはいいところにあたったり、体格差があるときくのですが、パンチはそうもいきません。
そして、きくパンチをうてる子がいないからディフェンスが雑になってしまいます。
痛くないならうけなくても大丈夫!となってしまうのです。
しかし、それは格闘技ではありません。
格闘技で1番大事なのはディフェンスです。
痛いなら必死になって避けないといけませんし、どうやって避ければいいか体で覚えていくものです。

そして、ディフェンスが上手になるとそのうえで当たる攻撃を考えだし、それがきく攻撃になっていくのです。

初めてきく攻撃、というのをもらった子は泣いてしまうのは当たり前です。
しかし、恥ずかしいことではありません。
初めは全員きかされています。
全員です。
きいたことのないやつなんていません。

そこでお父さんお母さんが背中をおしてあげるか、ヨシヨシするのかで強くなるかが決まるかと思います。
子供だけだと痛いのが嫌なのは当たり前。
痛いのが好きなやつなんていません。
子供は1人じゃ頑張れません。

今強くなってきてくれている中上級の子達もみんな行くのが嫌な時期がありました。
毎日ウキウキ気分できても強くなりません。
嫌やなぁ。けど頑張ろう。その気持ちで少しずつ強くなっていくのです。
そして、何度もその山を乗り越え、黒帯になるのです。
黒帯になる子達は本当に我慢強く、心の強い子達ばかりです。
こうなってほしい。
そう思ってもらえるくらい心身共に強くなってくれていると思います。

僕は初級の子達には基本的に怒りません。
よっぽどのことをしたら怒りますが、怒りません。
初級は空手に馴染んでもらう場です。
中上級クラスから、強くなるための練習が始まるのです。
先生は中上級クラスから人が変わる。と言われますが、当たり前です。

ここから本当の空手の稽古が始まるのです。
痛くてしんどくて大変なことが多いですが、この経験が必ず将来に生きてきます。
中上級クラスでダラダラしてるやつは1人もいません。
取り組み方も本当に一生懸命です。
こうなりたい。それをつくる環境を作っています。

痛みに負けず、戦えるように!
困難に立ち向かえるように!心を鍛えましょう。