イギリスの有名なお話です。
「悪童マイケル」というお話は聞いた事はありますか?
イギリスのリチャード・マッカ―ネス医博の患者でマイケルという子がいました。
マイケルは、喧嘩好きで、兄弟をひっかいたり、叩いたり、勉強にも集中できず、いつもイライラして怒りっぽく、夜も眠れない子でした。
このようなマイケルを診ているうちに、マッカ―ネス医博は、マイケルの食生活に着目しました。
マイケルは、「かぎっ子」のような生活をしていたので、自由に使えるお金で自分の好き勝手なものを食べていたことが分かったのです。
マイケルの毎日メインにしていた食べ物は以下の通りです。
なんと、アイスクリーム、ケーキ、チョコレート、精製シアリアルやグディーズと呼ばれるお菓子類、ミルクセーキ、ミルクチョコレートなどの糖質のオンパレード。
医博はマイケルのお母さんと相談して、糖質の多い食品を一切口にいないようにしたところ、マイケルは1週間でとても素直で良い子になったのだそうです。
このストーリーは実際に臨床医学データに基づいた内容で、1964年8月21日にロンドンで開催された「社会精神医学国際会議」において発表されています。
大人の食事だけでなく、愛する子どもたちのために食事を見直す必要があるかもしれませんね。