来春には91歳になる義母は、現在サ高住で暮らしている。
昨年末から2度の大腿骨骨折するも、順調に回復し
歩行器は使っているものの、自分の足で歩ける。
記憶力の低下は相変わらずの状態で、
数日滞在している夫が、毎日顔を出すのに、そのたびに
今日(遠方の自宅から)でてきたの?
と聞かれるといって夫は笑っている。
そういわれるのに、もう、慣れたらしい。
とにかく食べることは大好きで、それが活力になっている。
たまに夫や甥っ子が、その部屋に食べ物を持ち込んで
晩ごはんを一緒に食べるという。
義母の好物の寿司やローストビーフをそろえるので
いつも、上機嫌で、食べているという。
正月に義母も連れて、義姉の家に集う計画を立てた。
普段なんの役にも立っていない私は、
その宴席に持参できるように、義母の大好物を発注。
茹でタラバガニ、2kg
その日に集まるのは、おとなが7人
でも、夫と私の間ではこんな会話をした
私たちは100g食べられるかどうかかな?
脚を1本食べられるかどうかだね!
なにしろ、メンバーの中に無類のカニ好きが2名いる。
ひとりは、20代の甥っ子。
もうひとりは90代の義母。
このふたりが、満面の笑みでカニを食べる姿は壮観。
他の誰もが、笑いながら、そしてちょっと呆れながら
見守っている場の雰囲気も良い。
そして、おなかいっぱい食べた義母は、こういう
余は満足じゃ!
それが聞きたくて、集まるときにはいつもカニを用意する私たち。