「本日、荏原中延~旗の台駅期間で人身事故が発生いたしました。お客様には大変ご迷惑をおかけします…」



私は仕事に行くため、いつも通りの時間でいつも通りの池上線に乗ろうとしていた。駅前まで来ると駅員の騒がしいアナウンスが聞こえてきた。



「ん? 何事だ?」



私は最初、何が起こっているのか直ぐには把握できず、5分ほど駅の方を眺め考えていた。


「そうか、人身事故がおきたのか。では違う路線で行くことにしよう。」



しかし私が使っている駅では池上線以外で代行できる交通機関はなく、私は事の重大さをあらためて痛感した。



まずい、このままでは仕事に間に合わない…僕を待っている患者さんに迷惑をかけてしまう…

どうすれば…



私はその時ひらめいた。今私がいる場所は雪が谷大塚駅、仕事場は荏原中延。 「いける!徒歩で行ける!!」


その瞬間、スマートフォンの地図が載っているアプリをひらき、荏原中延駅までの距離と方向を確認した。



荏原中延までは約4キロ、時間にすると約50分。仕事が始まるまではギリギリ間に合う時間だった。



「よし!脚力には自信がないけどこの難関を乗り越えるにはこれしかない!!」



私は長く険しい道のりを駆け抜けることを決意した。



しかし、歩き始めてから20分ぐらい経つ頃に私は気づいてしまった。



最近座ることが多かったために、足の筋肉が衰えていたことを。



さらに歩き続けると、足の筋肉が悲鳴を上げはじめてきた。



「くっ なんなんだ俺の足は、全然動かないじゃないか。これでは歩くスピードが落ちてしまい仕事に間に合わない。」



一度コンビニで立ち止まり、考えた。これからこの後の長い道のりを凌駕するにはどうすればいいか。




そこで、私が持つ知識をフルで活かし自分の足に今起きている障害を分析していった。 




「間違いない… いきなりの過度な運動が足のスネに付着する前脛骨筋という筋肉の酸素不足を引き起こし関節に可動域制限を起こしてしまっている。」



私はそこで前脛骨筋の治療を始めることにした。

まず、前脛骨筋の走行(起始、停止)を考え、ストレッチによる機能改善をし、その筋のトリガーポイント(筋硬結)を触診しながら丁寧に揉捏手技(筋の圧迫)を行った。



すると、先ほどまでの足の悩みは一気に解消され、走れるまでになっていたのだ。



「これで仕事に間に合う!患者さんの笑顔に会える!!

ありがとう筋肉!ありがとうマッスル!





ということで今日の遅延をなんとか防げましたべーっだ!


上の物語でもあった「前脛骨筋」この筋肉は歩行動作で最も活躍する筋肉で、この筋が何らかの原因で使えなくなるとうまく歩くことができなくなります。

         


矢印これが前脛骨筋

見た目通りこの筋が使えないと足首の関節が上に上がらなくなっちゃうんですね!なるほど



この筋肉の障害は、高齢者の方だったり筋力が弱い方にみられ、うまく使えないと転倒の危険性や異常な歩行が見られるようになってしまいます。


なので、この筋肉を弱くさせないように心がけないといけないですね!!



ストレッチやエクササイズの方法を知りたい方は、いつでもご指導できますのでいつでも当院にご連絡くださいヘ(゚∀゚*)ノ





今日はこのへんでべーっだ!





げんき鍼灸整骨院

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