「衣食住」の必要性。
先日、久々に司馬遼太郎著『竜馬がゆく』を読み直して、「よし、俺もデカイことやるぜ!」と心に誓っていたところ、
飲み会の誘いが来て、そちらに直行しました。
「飲みにゆく」。どうも、はまじです。
さて。卒業を直前にして少々センチメンタルになってる昨今ですけども。
自宅の本棚を漁っていたら、ちょっと妙な本が目につきました。
曰く、「早稲田に入るならこんな学生生活を過ごせ!」的なマニュアル本。
入学当初に父からもらったこの本を、僕は完全スルーしていたのですが、
改めて読んでみると、この本には次のような注目すべき名文句が収録さていました。
曰く―――
「早大生は、衣食住には金を使うべからず」。
なるほど。
早大生たるもの、ファッションにハマって周りを見失ってはならないし、食ってばかりで非生産的な生活も許されない。
住む場所でさえも清貧を重んじ、軽はずみに贅沢をするのは慎むべきである―――。
つまり野暮ったい学生生活を送れ、と。
で、冷静に僕は考えました。
げんかやメンバーこそ、「衣食住」を惜しんで青春を送ってきたのではないかと。
ファッションを無視し、
美味いメシも食わず、
安い下宿に居を構える…。
そんな清貧をモットーにする、ピッタリのメンバーを一人、発見しました。
病院送りの阿呆・なり。
~「衣」の場合~
論より証拠。
まずはこれまでに何度となく紹介した、以下の画像を黙ってご覧ください。
5月、顔に落書きされたときの服装。
6月。六本木パーティーの時の服装。
(画像左端)
9月。日本縦断旅行の時の服装。
……
毎回同じTシャツ。泣
ハゲはこの紫色の奇妙なTシャツを愛用し、未だにこれをしょっちゅう着ています。
~「食」の場合~
ハゲはいつも何を食しているのでしょうか。
例えばげんかやメンバーの大食漢・たかしなどは、皆で会食する際など、お気に入りの店などを紹介してくれるのですが―――
(現にmixiではグルメな日記を展開している)
なりの場合は、それが皆無です。
たまに僕の部屋に転がり込んできて、酒と一緒につまみを買ってくることがあるのですが―――
そのときは決まって100円のポップコーンを買ってきます。
(ある意味グルメ)
滅
~住の場合~
今更な話をするようですが、現在は2006年。
東京で大学生活を始めるにあたり、相場になるのは、
1Kで6畳、ユニットバスといったところでしょう。
しかし、このなりの場合―――
3畳、風呂トイレ共同。築ウン十年。
……
『神田川』の時代。
(70年代ぐらい)
この男、上京して以来ずっとこの部屋に住んでいました。
勇気あるげんかやメンバーも、何度か怖いもの見たさに訪問したことがありました。
しかし、あまりにもひどすぎる。
大学2年生の当時、たまりかねたゼウスたかしが、なりに忠告しました。
「お前、引っ越せ」と。
こんな部屋に住んでちゃ彼女もできないぞと。
意外にけっこう頑固な阿呆も、珍しくこの忠告には従いました。
数日後、なりからたかしに連絡が来る。
なり「俺、今度引越してん」
たかし「マジで?どこに引っ越したの?」
なり「同じ下宿の2階に(・∀・)」
!!!!!!
たかし「同じ間取りの部屋に引っ越したのかよ!」
お分かりであろうか。
なりは、可哀想なほどに阿呆なのである。
(「阿呆」というか、もはや「愚か」)
ちなみにこの阿呆、社会人になるにあたって、再び新居探しをする必要に迫られた。
で、実際に部屋を決めたのだが、その報告を我らがげんかやBBSに書き込んでいる。
読者様にも読んでいただければこれ幸いである。
以下、抜粋。
家 投稿者:なり 投稿日: 2月22日(水)21時41分11秒 |
決めてやったわ。 卒業決まってへんけどな。 大宮から一駅の宮原ってとこ。 チャリ通、確定。 3万9千円(水使い放題) 六畳(今の二倍) 電気コンロ付き。 ユニットバス激狭。 不動産屋A 「ユニットバス太ったら入れないぐらい狭いですけど、本当にここで大丈夫ですかー?」 自分「目ーつぶって海を思い浮かべながら入るんで、大丈夫ですよー。」 不動産A 「実際広さ変わらないですけど、本当に大丈夫ですかー。」 不動産屋さん、ナイスツッコミ。 ありがとう。 |
…なりよ、2、3つっこませてくれ。
来年塾講師になるお前は3万円台のアパートでチャリ通圏内の物件をゲットして喜んでいるようだが―――
まずお前、まだ卒業確定してないのか!?
そして、
不動産屋のツッコミに喜んでる場合じゃないんじゃないか?
(風呂狭すぎ)
さらには―――
不動産屋は一人しか登場しないんだからわざわざ「不動産屋A」と設定する必要はないのではないか?
(だって「不動産屋B」は登場しないじゃん?)
結論。
なりは阿呆である。
滅。
日本の将来が心配です。
(4月からハゲは塾講師)