こんにちは

玄関ドアリフォーム専門店、玄関ドア屋の店長の和田です。

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます

つい先日、「玄関の錠前の具合が悪いからちょっと見て下さい」

との依頼でお客様のところにお伺いいたしました。このお客様は

10年くらい前に新築時に1軒分のサッシ、玄関ドアを入れていただいた

お客様でした。玄関の鍵をさして解錠、施錠しますが、鍵を回すのが

ものすごく固く、鍵が折れそうでした。

実はホコリと細かい砂が原因でした。あの鍵穴のような隙間に風雨によってホコリ・砂が鍵穴に入り込んで鍵が回しずらくなってしまったのですね。ですから鍵を分解清掃して元通りに直しました。

鍵は本来、何万回もの実験に耐えうるものですが、それは実験室でのこと。10年もの風雨による実験はされていませんね。

最近はそのほこり・砂が入らないように鍵穴をシャッターがふさぐようになってきています。こんな風にです。

ホコリを防いでお手入れ簡単「シャッター付シリンダー」

これがリクシルの玄関ドア「リシェント」では標準装備です。

もし鍵の施解錠が重くなったら、鍵穴に油をさせばいいのではと

思われてる方がいらっしゃたらそれはご法度ですよ。

油類は余計にホコリ・砂を寄せ付けてしまいますよ。

鍵専門のスプレーまたは鉛筆の芯の粉(黒鉛)を鍵に塗るのが

いいですよ。

        ①                        ②

①は鍵穴専用のパウダー潤滑剤(LIXIL製)で

②は鍵穴に鉛筆の芯の粉を塗ります

  鉛筆に含まれている成分の黒鉛が潤滑剤の代わりになるので鍵穴に通りやすく

  なるのです。また鉛筆には市販の潤滑剤とは違い鍵に悪影響を及ぼす成分は

  含まれておらず、黒鉛は鍵穴に元々潤滑剤として使われている成分なので

  効果的にすべりをよくしてくれます。

(尚、BやB2など色の濃い鉛筆の方のが黒鉛の量が多く有効ですよ!)