どっちが悪いのか知らないけれど | マツゴト
夜7:30
スーパーのレジ

私がレジを抜けて、袋に詰めていると
なんだか雲行きのあやしい、下品な声が聞こえてきた

「ふざけんじゃねーよ


と、女性の声

とっさに振り向くと、そこには綺麗な黒髪の目鼻立ちの整った女性がいた

それが、声の本人

綺麗な顔立ちだちだが、一目見てクレーマーの顔つきだと思った
クレーマーにはある種の、顔つきというか目つきがある

意思の強そうな眉、黒目がちな目、男らしい頬骨
そしてちょっと上を見上げているような、眉間に力が入った顔
キレやすい人の顔
私が絶対目を会わせたくないタイプの要注意顔だ



その女性は、しつこくレジにつめより、レジのおばちゃんに
何度も同じことを繰り返して怒っている


レジのおばちゃんは、ずっと黙ったままだ
まあ、確かに後ろにお客さん並んでるし・・・言い返してもしかたがない



レジのおばちゃん、こちらも言ってはなんだがクレーム言われる顔
顔というか、見た目なのだけど
髪の毛はボサボサ、顔は化粧っけがなくシミがあらわになっている
おせいじにも清潔感があるとは言えない
そして華奢でちょっとうつむき加減なタイプ


文句はなくても文句言いたくなる顔である
(失礼極まりない発言で申し訳ないが、ものすごい相手の奥に眠るイラッとを
引き出せる達人に見えた)


この場面
まさしく、クレーマーと、言われやすい人が出合ったパターン


事件というものは、お互いの引き出しあう部分というか
波長というか
負の引っ張り合いをする同士が出会ってしまった時起きるのだな


やはり女性は、化粧で攻撃性があがるので
化粧最低限しといた方が、攻撃されにくいだろうなとも思ったのであった