見栄と見かけの間で | マツゴト
その日私は、とある用事で青山にいた
たまたま一緒になった初めてあった女性が帰りがけ声をかけてきた


「お昼食べて帰りませんか


急ぐ用事もなかったのでランチを一緒にすることにした


その人は、改めて自己紹介を始めた
「世田谷に住む○○です。」


たまに不思議に思うのだけど、地名ブランド最初に推してくる人がいる
遠方で話しのネタになると思わない限り
住んでるところって、会話で聞かれたら言えばいいのに
まあ、たまたま言っただけかな、覚えてもらいやすいように
とりあえずスルーした



その人は、続けて言った
「お昼どこで食べましょうかマックか大戸屋」


(matu心の声)・・・・え青山でそのチョイスないでしょ



なんか世田谷ブランド推しがなければ、大戸屋とか好きな人かと思うけど
最初に世田谷推してくるから、セレブ的な印象持ってねってことだと思ったのに


くうううう、女心むずかしい




いや、私が大戸屋的な見た目だったからあわせてくれただけだったりして
(それはそれでショックであるが


私は、マックも大戸屋の提案も無視して
近くのオープンカフェに入ることにした

「ここ入ってみたかったんです
なんか彼女は喜んでいるのでよしとしよう







その後の会話で、
ご主人の転勤が多いので転々とすること、青山にくるのに
何着ていけばいいのか悩んでしまったこと
周りの人のファッションや髪形に気をくれしてしまうこと
そんなことを話していた

・・・私、どんだけ声かけやすいんだ ← ま、老若男女いつものこと






実は彼女はとても見た目が地味だったので、世田谷推しなのか
大戸屋推しなのか正直わからない人だなと思っていたのだけど
少し謎が解けた気がした




それにしても、入ったカフェはすこぶるまずかった


私の見た目通り、大戸屋にしておけばよかったかな