あなたどなた? | マツゴト

うら若きmatuだった時代・・・・・・



いじわるな先輩と二人きりだった(その先、半年ぐらいの間)


入社、3日目

その先輩は、机に
バーンと昔の電話帳ほどの厚さのファイルを投げ置いた



そう、私に向かって



・・・・・・・・・・・・・・・・・宣戦布告だ






「これ、明日までに全部読んできて
私は教えないから






言い捨てられたそのファイルの中身は
PCにインストールされている、独自システムのマニュアル一式




その先輩は運が悪かったとしか言いようがない
いじめるつもりだった新入社員が
matuだったーーーーー






なにせ、私のまたまた隠れ趣味の一つは
・・・・・・・・・・なんと







「取扱説明書を読む」なのだ

私、取説マニア


読むどころか、何回も読む
だーい好きなのだ



そんな、私がこの程度のマニュアルファイルに、なんとも思うはずがなく
ページをめくってシラーといじわるな先輩を見上げたのを覚えている
(この目つきは最強に相手を挑発するらしい・・・
小学生のころ、このしらけた目つきで
泣く子も黙って寝たふりさえする
恐怖の音楽の先生を激怒させたことがある)


オイオイ 入社3日目だって
その時点で互角の風格










さておき



私は、みんなが嫌いであろう取り扱い説明書を読んで
大爆笑できる、スーパー知能を持っている




だいたい取り扱い説明書なんて面白いわけないと思ってるでしょ~



やっぱりねいろんな人の仕事を粗末にしちゃいけないと思うの
人の仕事を粗末にしたら絶対自分にかえってくると私は思う




まあまあ、カタイ話はヌキにして
例えばこういうことがあるの↓



これはとある、DVDレコーダーの取り扱い説明書
録画予約方法のページ





よーく見ると

「冬のどなた」



・・・・・・・・・・・君がどなた




「今日の小料理」



・・・・・・・・・・・大それたものは作れません、一般人にはそれで充分かと



小ネタはさんで来るね~
恐らく、まんまの番組名は使えない、でもみんながわかりやすくと考えたんだろう
こんな理系の会社にしては柔軟な発想だと思う





これを大真面目で説明書を作るまでに、何人もの手がかかわっていて
文字の間違いがないように何度もチェックして

オトナの仕事って、面白いこと大真面目


そう考えただけで、私は大爆笑となるわけきゃぁ~
読み直す度、ここで3回大爆笑した平和脳を持つmatu




私達が手にする時は形がぜんぜん違うけど
これって漫画の本が出版されるのと人が関わる工程は同じでしょ

頭の中で動いている思考回路もほぼ一緒な気がする



どう考えても、私は取り扱い説明書が
漫画並みに笑える

こんな面白ネタが隠されているのに、取説読まないなんてアリエナイ







・・・・・・・で、いじめを志してた先輩ね


その後も、matuへのいじめは不発が続き
無念だったことだろう
sei



いじめを志すってのも大変よ
matu相手にソノ程度じゃね ぽけ~



・・・・しかし、この先怖い先輩はこの人だけではなかった
これは序章に過ぎなかったと







今、気づいた  遅っ