会員一覧 | 限界小説研究会BLOG

会員一覧

笠井潔(かさいきよし)

1948年東京生まれ。1979年に『バイバイ、エンジェル』で第五回角川小説賞受賞。
主な小説に『ヴァンパイヤー戦争』、『哲学者の密室』、『群集の悪魔』、『天啓の器』、など。評論は『テロルの現象学』、『国家民営化論』、『例外社会』など。


小森健太朗(こもりけんたろう)

1965年大阪生まれ。東京大学文学部哲学科卒。
1982年『ローウェル城の密室』江戸川乱歩賞候補、1994年『コミケ殺人事件』でデビュー。主な著書に『ネメシスの哄笑』『マヤ終末予言「夢見」の密室』『大相撲殺人事件』『グルジェフの残影』『魔夢十夜』など。
翻訳書コリン・ウィルソン『スパイダー・ワールド』など。
『探偵小説の論理学』で第八回本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞


飯田一史(いいだいちし)

1982年生まれ。ライター。「SFマガジン」で新譜レビュー(隔月)、「Quick Japan」で「“ビジネス書なんか読まない”文化系のためのビジネス書入門」、第2期「エクス・ポ」で「ライトノベル人類学」連載中。


岡和田晃(おかわだあきら)

1981年生まれ。ゲームライター/文芸評論家/翻訳家(五十音順)。2008年から限界小説研究会に参加。SF集団「Speculative Japan」メンバー。専門誌およびウェブサイト等に、主に西洋社会史に関係するアナログゲーム作品についての記事執筆・翻訳多数。2009年「「世界内戦」と わずかな希望――伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第5回日本SF評論賞優秀賞を受賞。
著書に『アゲインスト・ジェノサイド』。また、グレアム・デイヴィス『ミドンヘイムの灰燼』ほか訳書が多数ある。主な評論に「青木淳悟――ネオリベ時代の新しい 小説(ヌーヴォー・ロマン)」(『社会は存在しない』所収)、「SFとミステリ あるいは「リセットの利かないゲーム」」(「ジャーロ」2010年1月号)、「〈地図〉を携え、〈地図〉の彼方へ」(「R・P・G」4号)、「夢からさえも拒絶 され――アラン・ロブ=グリエ『グラディーヴァ マラケシュの裸婦』」(「Speculative Japan」)


蔓葉信博(つるばのぶひろ)

1975年生まれ。ミステリ評論家。2004年デビュー。『ジャーロ』『メフィスト』『ユリイカ』などに寄稿。「竹本健治『キララ、探偵す。』解説」、「中村佑介と広告表現」(『ユリイカ』10年2月臨時増刊号)など。


藤田直哉(ふじたなおや)

1983年札幌市生まれ。SF・文芸評論家。2008年に日本SF評論賞・選考委員特別賞を受賞してデビュー。東京工業大学価値システム専攻博士課程在学中。
主な論文に「消失点、暗黒の塔」(『SFマガジン』2008年6月号)「セカイ系の終わりなき終わらなさ」(『社会は存在しない』)「ひぐらしのなく頃には何を浄化したのか?」(『パンドラ』3号)「格差社会ミステリーの二つの潮流」(『本格ミステリー・ワールド2010』)「ゼロ年代におけるリアル・フィクション」(『ゼロ年代SF傑作選』解説)などがある。


渡邉大輔(わたなべだいすけ)

1982年生まれ。映画史研究者・文芸批評家。2005年にデビューし、同年から限界小説研究会に参加。以降、『Quick Japan』『flowerwild.net』『本格ミステリー・ワールド』『映画芸術』などに文芸評論・映画批評や書評を寄稿。
主な論文に「<セカイ>認識の方法へ」(『波状言論』22号)、「青春の変容と現代の「死霊」」(『群像』07年5月号)、「自生する知と自壊する謎 森博嗣論」(『メフィスト』07年9月号→本格ミステリ作家クラブ編『本格ミステリ08』)、「地図のように仮面のように」(『ユリイカ』08 年10月号)、「 世界は密室=映画でできている」(『早稲田文学増刊号 wasebun U30』)など。