硝子体出血① | kaz珍道中 〜アラフィフ通信大学生&日本語指導員〜

kaz珍道中 〜アラフィフ通信大学生&日本語指導員〜

アラフィフから日本語教師を目指して大学生(通信制)になる。
2021.4月、文学部(日本語主専攻)へ3年次編入学、2023.3月卒業。
2023.4月、年少者について更に学びを深めるため、教育学部へ入学。
同時に小学校で日本語指導員スタート。

今年の2月のこと。

夕飯時、茶碗を洗っていたら、突然目の前が「水の中に墨汁を1滴たらしたよう」になった。



まさにこんなかんじ。

びっくりしてソファーに倒れ込み、「ヤバいヤバいヤバいヤバい……!」とまくし立てる私に、「なにがヤバいの!?」とオロオロする夫。

しばらくそうして騒いでみたが、頭痛やしびれや呂律が回らないなど、視界不良以外の症状は伴わず、これは脳ではなくて眼の問題なのだと気づいた。

ネットによると「硝子体出血、網膜裂孔、網膜剥離」の文字が並ぶ。
翌日は仕事だったが、急を要するといけないので、休みをもらって朝一で眼科へ。

「硝子体出血だね。網膜裂孔も剥離もないし、出血も少量だから、止血剤を1ヶ月ほど内服して様子を見ましょう」。

とりあえず大事に至らずのようだ。
原因はなんですか?

「強度近視のせいだね」。

強度近視は、眼球を前後に引っ張っている状態だから、これのせいで眼底から出血したみたいだ。
(たぶんもっと理由があるのだろうけど、先生は簡単な説明にとどめた)。
硝子体というのは、網膜をおおっているゼリー状の物質で、このゼリー部分に血管はないから正しくはここからの出血ではないのだが、眼底での出血がここに留まってしまうので硝子体出血と呼ばれる。

ちなみに近視が原因でより重篤な網膜裂孔や剥離まで起こすのは、中度の近視の人のほうが多く、私くらいの強度の人は逆になりにくいのだそうだ。

私は強度近視の中でも最強度近視という部類で、レーシックが流行り始めた頃、医療保険の対象になると聞いて、ウッキウキで都内の病院で施術してもらうつもりで行ったら「最強度近視の人は角膜を削る量が多くなりリスクが高いため不可」と言って断られた経験がある。
そのときの度数で-11Dだったのだが、十数年後の現在は更に悪くなって-14~15Dまで落ちた。

毎日止血剤を服用して1ヶ月後、再診察にて「もう出血も止まってるし大丈夫です」。

よかった。
が。

「でも、この出血の名残は消えないけどね」。


  ……え?