こんにちは


私は外に出ていない生活を1年間していますが、この感覚が生じ始めたのは半年経ったあたりからです。


この感覚を言語化して伝えるのは難しいんですが「自分が"いる"のか"いない"のかわからない感覚」「自分自身への得体の知れない違和感」といったところでしょうか。


離人感に近いような違うような…。

自分が何をしているか、どこにいるのかはハッキリとわかるんですが、何か普段の意識の感覚とは違う「何か違うぞ」という強烈な違和感を感じるような状態です。


なぜこういう感覚に襲われるのか自分で考えてみましたが「1年間家にいる」という状況だと外を歩かない、つまり何も気にすることがない状況に身を置きます。外を歩けば少なくとも「信号が赤」とか「前から自転車が来てる」とか状況の変化があります。「赤だから渡らない」「自転車が来てるから避ける」などその状況に応じて脳は適切な行動へ導いてくれます。しかし常に家にいる私はそういった脳の機能を1年間使えていません。外界で何の変化もないので脳も対応する必要がないのです。そうなると脳を外界へ使わない分、自分自身…内側へばかり意識が注目し始めます。おそらくその状態が続きすぎたせいで外側と意識の内側が二分され、さらに内側ばかり考える機能を使うせいで外側へ目を向ける機能が弱まったからなのでは?と考えています。


さらに意識が内側に向き続けるせいで「普段は考えない無意識の部分」までも考えてしまっているため違和感を感じのではないか…と。


例えば呼吸というのは普段無意識でしていますが、一旦「吸って吐いて…」という無意識の動作を数分間意識的に行ってみると普通の人でもなんだか違和感というか変な感覚にならないでしょうか?「呼吸の仕方ってどうだっけ」のような…それと似たようなものなのかなと思ってます。


私の場合は暇すぎる脳がノンストップで走っているせいで無意識の部分に飛びついてしまっているのだと思います。


「ゲシュタルト崩壊」というものは文字に起こりますが、これはある意味「行動のゲシュタルト崩壊」のようなものでしょうか。


しかし「違和感を感じる」という点がとても厄介で、これはかなり不快な感覚ですが「何に違和感を感じているのか」「なぜ違和感を感じているのか」がわからないため明確な対処法がわかりません。とにかくその不快な違和感を感じる感覚が通り過ぎるのを待つしかありません。ここで「なぜ僕は違和感を感じているんだ…」ということを悶々と考え始めると余計にその違和感が強まってしまい時には最悪な気分になってしまいます。


なので今は得体の知れない違和感を感じても、それに反応しないようにしています。


「この感覚は何だろう?似たような現象を経験した人はいるのだろうか?」とGoogleで調べようと思っても「1年間何もせず家にいる」というある種の拷問のような体験をしたことのある人がいないので、調べようがありません。


もちろんこのような極限の状態を作り出した心理実験も存在しないので、謎のままです。


今回も最後まだ読んで頂きありがとうございました!