2週間程ブログをサボってしまいました。汗顔の至りです。(--;)


2週間の空白からいきなり何ですが、「悪魔の証明 」と言われるものがあります。「ない」こと(消極的事実)の証明は極めて困難であるということです。

例えば、自分が悪魔でないことの証明は誰にもできません。(自分にはシッポがない、口が裂けてないし、牙がない・・・・等々、あらゆる悪魔の特性(!?)を否定しなければならない)

それゆえ、論戦においては、Aを悪魔であるとする方がその事実(Aには角がはえている、こうもりのような翼がある等々)を述べ、その事実に対し反論を許すのがフェアなやり方であるとされます。


さて、昨日は臨時議会が開催されました。最大のテーマは、現在工事を進めている高砂分署の契約変更について。矢板(土留め板)を使わない設計であったところ、土が崩れたので矢板を使う工事に変更しようというものです。

本議会では、「過失」である「責任問題」であるとの指摘が何人からかの議員からありました。高砂市議会(の一部)は責任追及をするのが好きですね・・・・(苦笑)

もちろん、行政のチェックはしっかりとしなければなりません。また、責任問題となる局面があるのも事実です。(特に不正など「巨悪は眠らせ」てはなりません!)


しかし、通常の事業、業務において、「人を見れば泥棒だ」的に、行き過ぎるのもいかがなものか?

そもそも、「チェック」とは税金の使い途の有効性、効率性、経済性を中心とするチェックのことだと、私は、考えます。何か良からぬことがあれば「過失だ」「責任問題だ」というのは、ただ行政側の萎縮をもたらす以上の効果は何もないのではないでしょうか?

さらに、「悪魔の証明」に触れたように、どの点が「過失」(なお、過失は評価であって事実ではない)か「責任問題」かの言及は殆んどないのですから、フェアな論戦でもなく、ただ騒いでいるだけの印象は拭えません。


以前の議会改革や最近の政治活動にいて、議会はもっと前向きな議論を、建設的な議論をするべきであると私が主張するゆえんです。(つづく)