台風は播磨地域から大きく逸れたようで一安心です。が、直撃した地域では悲惨なことになっていますね・・・お見舞いを申し上げます。


前回までの話:「地方中枢拠点都市②」 http://ameblo.jp/genjyoudaha/entry-11831680900.html (なお、「地方中枢拠点都市③」http://ameblo.jp/genjyoudaha/entry-11848599618.html


地方中枢拠点都市制度に総論としては賛成すべきですが、問題は各論。ただ、少なくとも公共施設の相互利用は推し進めるべきであるというのが、私の意見です。高砂市はもとより、近隣自治体も現在ある公共施設の全てを更新する費用はなく(≒施設の統廃合は避けられない)、各自治体間の相互利用がすすめば、この施設の統廃合の衝撃緩和ができるからです。


地方中枢拠点都市制度について、色々な夢をふくらますことができますが、この公共施設の相互利用がなければ、泡の抜けたシャンパンのようなものではないかと考えます。しかし、同制度について、その方向に進んできるか疑問がありました。


7月7日の神戸新聞NEXTに姫路市の石見市長の会見要旨が載っています。http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201407/0007123767.shtml

(著作権上の問題もありますが、少し引用します)

公共施設にしても、これまでは各市町が横並び思想だったが、播磨圏域全体であるものを使い合う形態を進めたい。新制度では公共施設マネジメントや、税金の効率的な使い方も考えていきたい。」

大きく頷ける内容であると思います!


ただ、高砂市にとっての問題は、加古川市の岡田市長が「まずは東播磨の市町」の連携を強調しているところにあるように思います。(この点も同会見で神戸新聞社さんの記者が質問している)

非常にネガティブに言うと板ばさみ!?、ポジティブ!?に言えば天秤にかけれる立場。結論的には、メリットが多い方(これは対応の仕方も含まれよう。高砂市を尊重しているかの顕れだからだ)につくべきでしょうが・・・


もっとも、Facebook上では、私立学校の同窓会で岡田市長と姫路の飯島副市長が会われて意見交換した記事と写真がアップされています。高砂市も積極的に姫路市や加古川市と会う機会をもうけ、積極的に話し合う必要があると考えます。そこから始まるのではないでしょうか?


定期的に会合をもっているという反論が出るかもしれません。ただ、「例という文字をば、向後は時という文字にかえて御心あるべし」(前例・慣習ではなく、時に合わせて行動することが大事だ)。時代が大きく変わろうとしていることは、しっかりと認識するべきだと思います。