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かつて「ほとんどの議会は八百長と学芸会 」と片山善博氏(元総務大臣、前鳥取県知事)批判されたことがありました。市議会のメンバーになって、違和感があったことの一つが、一般質問でした。議員と市長との原稿の読み上げ合戦だけに終始していた感があったからです。少しは再質問する議員もいましたが、珍しかったのではないでしょうか。


まず、自分の質問するスタイルからあらためようと試みました。「毀誉は他人の主張」。どこまで奏功したかは他の人からの評価をまたなければなりませんが、他の議員からは「分かりやすい」などと感想をもらったのは事実。

(「頭の中にコンピューターが入っているのか?」などとのリップ・サービスも他の議員からありました。決して真に受けているわけでありませんが、「たかだか質問スタイルをこれまでの原稿の読み上げ合戦と違う新しいものにする挑戦」はそれくらい驚かれるものでした)


また、再質問席まで設置され、多くの議員が一般質問の際に、再質問をすることが増えたように思います。ただ、これまでの慣れ親しんだ原稿の読み上げに終始(+おあいそ程度の再質問)する議員もまだまだいます。一般質問の時間は、質問と答弁とをあわせて40分ですから、当然、前置きやくどくど話す発言になってしまいます。(←私個人の感想です)


今日、子ども議会が開催され、小学生20人と中学生18人とが本議会に登壇し、質問しました。傍聴していた私は自信を失いそうになるくらい!?(^o^;)、堂々としたものでした。あらためて拍手を送りたいと思います。何より良かったのは、質問が簡潔で明瞭であったことです。


スピーチや会議での発言はKISS(keep it short and simple)が尊ばれると私は思います。この簡潔さ、明瞭さにおいて、高砂市議会より子ども議会に軍配が上がったのではないかと、本当に、思います。私も含めて自省するべきではないでしょうか・・・