高砂市議選まで4ヶ月を切りました。が、何の準備もしておらず方々から叱られ、反省。今晩は会議も何もないことから自宅で真面目にしようと決意し、帰宅するものの、録画してたまっているテレビを見てしまいました。(--;)


面白かったのが、クローズアップ現代「介護からの卒業式」です。

これまで社会を支えてきた団塊の世代が後期高齢者(75歳)になる「2025年問題」。4人に1人が後期高齢者という超高齢化社会に突入します。

介護給付費は、現在の9.4兆円から2025年には21兆円に、

介護保険料は、現在の平均4972円から2025年には8200円となる推計です。給付と負担の両面で深刻な問題です。


しかし、だからと言って安易なサービスの切り捨てはできないのは当然のこと。必要な人には必要な介護サービスが提供されなければなりません。そこで、サービスの「効率化と重点化」を図るべく、比較的軽度の要支援者の自立(「要支援者がもう一度元気になれる」)に向けた取り組みをしている自治体を取材していました。高齢者の方が自信や未来への期待を取り戻すとともに、介護給付費、保険料の抑制に成功している姿が描写されており、感動的であったので著作権上の問題はあるとは思いますが、ご紹介を!


和光市の取り組みは、過剰サービスが提供され、却って要支援者の自立を妨げているのではないかという問題意識から、相談員がつくった支援計画を看護師や理学療法士、ヘルパーや市職員などから構成する「コミュニティケア会議」で徹底検討し、磨き上げていました。

そして、ごみ出しだけでもご本人にやってもらう、買い物に一緒にく、デイケアサービスではトレーニングマシーンを用いるなど筋力を少しでも使う方向でサービスを提供し、サービスを受ける方々も自信を取り戻していく。その結果、要支援の方の40%が卒業していくという驚異的な数字が出ています。

また、卒業後も公的サポートをしていることも特筆すべきことだと思います。


また、長崎県佐々町は、元気な高齢者の方に介護予防の担い手のボランティアになってもらうというユニークな取り組みをされていました。


ゲストの小山剛さんが「予防することによって介護から卒業する、その卒業することによって、介護費用がより重い人たちに、配分することもできる。動いている人たち自身のモチベーションも高まって、自信もつく。ただ、これから人材のことを考えると、高齢者の人になんでもかんでもやってくださいじゃ無理なんですね。
やっぱり、若い人がやる分担と、それから高齢者の人が受け持てる分担、そういったものをうまく使い分けて、全体でどうやって支え続けるんだというやり方に取り組むときに、やっぱり地域の中でっていうのは、すごい重要なことですし、それぞれのモチベーションを高めるということもすごく重要な話」であるとまとめておられました。


NHKオンデマンドで5月26日まで108円で見れるようです。https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2014055817SC000/?spg=P200800010100000