昨日、高砂中学校の入学式に、今日、高砂小学校の入学式にお邪魔してきました。既にご存じの方も多いとは思いますが、今春より高砂小中一貫校となりました。ただ、喜ばしいと両手をあげて歓迎するのは、少し早い気もします。小中一貫校は、目的ではなく、手段だからです。


振り返れば、高砂の生徒数が減ったことから始まった問題でした。いくつかの案が出たものの、最終的には「特色ある学校」(=小中一貫校)にするということになりました。しかし、これでは各学年の生徒数は変わらないので、「通える生徒は高砂小中一貫校に来てもよい」と、校区を程よく外すことで生徒数の増を図ろうとしたと見ることができます。中学校給食の実施もつけ加えて。(ここでは、生徒を増やすという目的に対する手段としての小中一貫校と見ることもできる)


かく始めることが、高砂小中一貫校の入学者を増やすこと及びこれから市内で(高砂小中一貫校をモデルとして)小中一貫校を増やすことにつながるのではないかと思います。

(もっとも、全ての生徒が平均レベルに達するべきという小学校の目的とある程度の序列を図る中学校教育との差異はありますが)


最後に、高砂中学に期待を膨らまして入学した生徒、加えて保護者は、部活動の数の少なさにがっかりしていることと思います。根本的には人手の問題があるとは思いbますが、なるべく早く選択肢が増えるように願うばかりです!

しかし、言うまでもなく小中一貫校の目的は中1ギャップの解消等、その教育効果を果たすという目的があるはずです。教育現場ではカリキュラムの位置付け等、既に十分な対策を練られていることと思います。が、高砂の小中一貫の原点の目的に立ち戻って、小中一貫教育を始めて欲しいと、私は、思います。(小中一貫が、近視眼的に、生徒集めの目的になった憾みがなくはない)