28日に書いていたブログを今日31日にアップしました。保存したままでアップをするのを忘れていたため、実際のアップとアップした日時(28日16:22)が異なっています。


今日、建設環境経済委員会(私はメンバーではない)に同行し、株式会社カネカ高砂工業所さんにお邪魔してきました。今回、カネカさんがPCB施設(液状PCBの高温熱処理分解処理を行ってきた施設)を解体するということであり、またPCBが検出された廃棄物を安全に保管・管理しようとするものです。


高砂市や兵庫県との事前協議(情報公開の面)、学識経験者による第三者委員会の設置や定期的な環境調査(専門的技術的な手続きの面)、また施設の解体や廃棄物保管についての説明があり、納得できるものであったと思います。


ただ、問題は有事(自然災害等が起こった場合)ではないでしょうか。リスクは、一般的には、発生確率×発生した場合の影響について計られます。すなわち、自然災害が起こる確率が低いとしても、発生した場合の影響が甚大な場合は、リスクが高いことになります。そして、発生した影響が甚大であるにもかかわらず、リスクについての手当がなされてなかった場合には、近年「想定外」というキーワードが使われているように思われます。


では、今回の保管や管理について、津波の被害や地震対策はどうなのか?

津波の被害については、東京湾平均海面+3mであることから、被害は生じないと予測しているとの説明がありました。また、地震については、地盤の脆弱性を計るためボーリング調査を実施する予定(結果は3月までに分る?)である旨の説明を受けました。


煽る訳ではありませんが、南海トラフ(30年内におこる確率70%、マグニチュード8~9クラス)と山崎断層(30年以内におこる確率が「やや高いグループ」に分類されている。マグニチュード7.3~7.7クラス)が連動する可能性もなきにしもあらず。このリスクを一企業の責任において、手当するべきかは疑問の残るところですが、より安全を追求するため、十二分の対処をするべきことは言うまでもありません。