高砂市区選出の県議会議員・三戸政和氏が加古川市長選挙への出馬を検討との報道がありました。(毎日新聞11月27日朝刊、高橋一隆記者執筆http://senkyo.mainichi.jp/news/20131127ddlk28010435000c.html

県議会議員になったら、選挙中には高砂市の産廃問題で「矢面に立つ」と宣いながらも、選挙後には手のひらを返したかのように高砂市のことに興味を失ったとしか思えない振る舞いの三戸氏ですが、何を考えているやら・・・


さて、話は変わります。過去の話で恐縮ですが、旧ソ連がなぜ崩壊したかを問われれば、皆さんはどのようにソ連崩壊の理由を答えれるでしょうか?私は、旧ソ連に「倒産法」がなかったことが原因だと考えています。どうして、倒産法がなかったかと言えば、「お上の無謬性(理論や判断に間違いがないこと)」がその理由だと思います。

すなわち、ご存じの通りソ連には計画経済体制がしかれていました。そして、その計画には間違いはない(=お上の無謬性)という考えから、経済的に失敗するものは存在しない、ゆえに倒産法は不要であるとされてきました。


経済は生き物であり日々変化するものであるにもかかわらず、その現状を無視し続け、というより現状よりも政府が立てた方針や計画、判断の方が正しいとすることにより、現実との乖離が生じ経済は鈍化していく。そして、それに批判的な言動を行ったものには「反動分子」のレッテルが貼られ・・・と続いてきました。


以前に高砂市が発注したプール工事が二度にわたり入札不調であったことを書きました。(9月25日http://ameblo.jp/genjyoudaha/entry-11621614588.html 、10月8日http://ameblo.jp/genjyoudaha/day-20131008.html )3回目に、建設業界から土木業界へ切り替えたところで入札がようやく成立。しかし、入札金額が省みられることはありませんでした。これもまた、「お上の無謬性」ではないかと、私は、思うのですが・・・


一週間程前の文教厚生委員会(私は総務委員会で九州に視察中)で兵庫県建設業協会加印支部から市長宛に提出されて意見書と要望書(ともに10月31日付)が資料として出されたようです。

要望書には、

①予定価格の適切な設定

②予定価格の事前公表の見直し

③最低制限価格算出方法の見直し

が書かれています。


少なくとも①と③とついては大きく頷けるものだと考えます。高砂市長におかれましては「反動分子」のレッテルを貼られませんよう。(つづく)