6月議会の私の一般質問のテーマの一つは、全庁あげての業務改善運動「よいやさ(あ)運動」でしたし、これまでに、このブログにおいても「自治体や地域のイノベーション」について何度か書いてきました。また、昨日のブログでは、「もっと夢を語り合う機会があってもよいのではないでしょうか?」という問題提起をしました。(自分自身も「高砂人口10万人突破」「高砂バレー構想」「高砂ワールドカップ構想」「高砂ベイブリッジ構想」などについて、バカバカしくも触れることができればと思います。(^^))


さて、高砂市において「夢」や「イノベーション」を考えた後、「やはり無理かなぁ・・・」と思うことはないでしょうか?

その際、(無理と思う要因として)思い浮かぶことは何でしょうか。「人」のことが頭に浮かび、「金」のことが次にくる人も少なくないと思います。すなわち、「人」すなわち、上司(やそのまた上司)や先輩、同僚、あるいは組織風土が「夢」や「イノベーション」を実現できないと思わせているのではないかと。

それ故に組織改革を熱望し頑張ってみたが、気づけば年を取ったなぁ・・・と思われる先輩諸兄もおられることと思います。


山口周氏は、「イノベーティブを生み出す組織とは」(ハーバード・ビジネス・レビューhttp://www.dhbr.net/articles/-/1603 )という論稿の中で、上下間や組織としての「風通しの良さ」を挙げています。ちなみに、他には「失敗に寛容な文化
」「組織における『遊び』の存在」など計6点の特徴について言及されているますので、興味ある方は読んでみてください。(営利企業が想定されて書かれた論文かとは思いますが、自治体などパブリック。セクターにおいても当てはまる点は多いと思います)

やはり、「風通しの良さ」は「イノベーション」には欠かせず、イノベーションや夢を実現する土壌づくりのためには組織風土の改革が必要であり、高砂市役所もその例外ではないと考えます。


特に、若手や中堅が意見を言いやすい環境が必要だと思います。同論文でも「多くのイノベーションは、組織内の若手によって主導されてきた」という事実を指摘しています。と書いたところで、高砂市役所が若手・中堅が意見をどんどん述べる環境になるはずもありません。(それどころか、部長・室長級ですら意見を言いにくい「風通しの悪さ」が高砂市役所の現状ではないでしょうか・・・?)具体的な手段をなしに抽象論で終始するのは愚の骨頂。明日以降に、具体的な提案をしてみたいと思います。