「経営陣は、組織の内部における努力に焦点を合わせるようになってしまった。だが、組織の内部に存在するものは努力だけである。組織の内部で発生するものはコストだけである。成果は、組織の外部にしかありえない。」


「顧客を満足させることこそ、企業の使命であり目的である。したがって、『われわれの事業は何か』との問いは、企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる。」


引用したのは、ピーター・ドラッカーである。事業の目的や成果は、顧客目線でなければならず、供給者の目線では失敗することを戒めています。これは、営利企業のみならず、自治体政府についてもいえることだと考えます。


①十二月議会では、23年度決算が認定されました。同期でありながら、決算委員会委員長を務められた川端ひろあき委員長の報告を受けてです。私は委員長に一つだけ質問をさせて頂きました。昨年の決算委員会で、一緒に勉強会などをしてたかお治久議員とともにこだわった、「各事業の目的と成果」についてです。「すべてを数値化できるものではない」という批判もあるところですが、やはり「各事業の目的と成果」をはっきりすることは、今も、これからも重要だと思っています。


川端委員長からは、現在、総務部を中心に各事業につき目的と成果についての検討・研究がなされている旨の答弁を受けているとの答えがありました。良いことだと思います。もっとも、事業の目的や成果は、市民目線でなければならないように思います。


②これについては、マーケティングが大切になってくると思われます。ことのついでに書くと、高砂市は浜手の工場を筆頭に多くの労働者人口を抱えながら、人口がさほど伸びてはいません。「市内に世界に名だたる企業の工場がありながら、「なぜ人口が増えないのか?」を考える必要があるのではないでしょうか。

浜手の工場に市外から通う方、市役所職員で市外から通勤する方に、一度、アンケートをとることから始めるべきだと思われます。


③2012年も残すところ、明日のみとなりました。このブログを見て頂いる方々に感謝を申し上げたいと思います。

ただ、正確には数えていませんが、2012年のブログのアクセス数は目標としていた20万を突破していないように思います。(20万に特別意味はないのですが・・・)


このブログ自体が「見てくださっている方々の目線」になっているか反省して、2013年も書き続けたいと思います。


PS年末年始は自宅か近所におります。何かご相談があればご連絡を頂ければ幸いです。