1.36歳
昨日(1月3日)で36歳になりました。メールやFacebookなどでたくさんのお祝いメッセージをいただきました。ありがとうございます!(^0^)
歴史的偉人と比べようもないが、36歳といえば「革命騒ぎの宝くじを最後に引き当てた男」ナポレオンが三帝会戦(アウステルリッツの戦い)に「戦争芸術の粋」という勝利を収めた年齢と同じである。
自らの才覚と幸運で不確実な時代をのし上がったナポレオンであるが、この男の出現はエドマンド・バーク(※1)によって予想されていた。
2.行政国家から市民国家へ!?
今日は新春交礼会の後、産廃条例制定を求める直接請求についての打ち合わせ。(と少し難しく書いたが、要は署名集めを始める段取りです。)
年末にも書いたが、維新の会の躍進、(日曜日に再度見学に行くが)原発につき国民投票を求める署名活動が行われるなど大阪は慌しい。
まるで、標高の高い地域で雪が解け、川の水が激流と化している感がある。
市民の意思を政治に直截的に活かそうとする動きは、一時的な潮流ではなく、旧体制の終焉(少なくとも修正)を予感させる点で、「革命」といえるかもしえない。
高砂市でも「政策はさておき、橋下市長のようなリーダーシップを」という声を非常によく聞く。橋下市長の是非を論じる能力は私にはないが、政治改革、行政改革は進めるべきベクトル上にあるのは間違いなかろう。
3.プリモダンの水
バークのナポレオン出現の予想は、身分制度の下に社会的に編成されていたフランス人が相互にばらばらなマスへと解体され、完全民主政、絶対民主政が生まれるという分析による(※1)。
また、公共政策におけるパフォーマンスの高低は、市民政治文化や市民意識に比例するという研究がパットナムによってなされている(※2)。
高砂市にまともなリーダーが生まれるかは、「オカミ意識」や「しがらみ」から抜け出た個として(「孤」ではない)の市民がいかほどいるかにかかっていると考えるのは36歳というヒナの論理であろうか。
「オカミ意識」や「しがらみ」といったものから抜け出せない市民の標高の低い地域では、春の川は、のどかにゆっくり流れるもののように思われます。
※1「フランス革命についての省察」
もっとも、バークは同書において、「恐るべき疫病」と評するくらいフランス革命に対し完全否定の立場から分析・批判を加えている。
※2「哲学する民主主義」
なお、表題は与謝蕪村の俳句です。
当ブログ内で豊かな情感を台無しにしていることはお詫び申し上げます。