今日、全員協議会(非公式の議会)がありました。

テーマは、(もちろん!?というより遅まきまがら)台風12号被害の検証です


各議員から質問が出ましたが、正直、各議員の背景を反映しての(台風被害が起きたときに活動していた議員もあれば寝ていた議員もあろう。また、その後も聞き取り調査を行った議員もいれば、のほほんと過ごした議員もいるであろうと思います。さらには、地域の課題を背負っている議員や市全体を見通している議員などバックグラウンドは様々)議論でした。


私の議論のテーマは

1.どこまでが人災であって、どこまでが天災であったのか?

自然災害は完全には防ぎようがありません。しかし、ポンプ一つとっても想定していたように稼動しなかった事実があります。これは、人災ではなかったのか否か(ポンプに関しては稼動実績や直近のメンテナンスがどうなっていたかに関して詳しい資料を求めたので後日、さらに真相が明らかになるものと思います。)


2.これからの治水対策などをどうするのか?

一部の川では兵庫県主導で対策が始まっていますが(これに関しても兵庫県が金を出すかどうかは別問題)、後の川や土地(台風が来なくても構造上、強い雨で冠水する場所がある。ex.小松原一丁目や曽根の一部)は市としてはどういうアポローチをかけるのか?リーダーシップが問われるところ。


3.今回の対応の課題を教訓として

今回の被害を教訓として次に活かさなければなりません。そこで、課題の仕分けについて短期的・中期的・長期的な課題解決の仕分け、行政がどこまでして、地域が何をして、個人として何をするべきかという仕分け(いわゆる公助・共助・自助の観点の仕分け)。

他には、情報提供の不完全さやボランティア希望者の受け入れ体制や市の調査員の対応(事務的に床上か床下だけを調査しにきたという声は非常に多い)についての課題をこれからに活かして欲しいという思い。


見舞金の支払い(床下、床上で区別するところや店舗などには見舞金が支払われない点)については、9月議会などで指摘したところであるが、同調する議員は一人もいなかった。しかし、入江議員から今日指摘があり、もう少し声が大きくならないか期待するところです。


最後に、人員の召集(0時過ぎに職員の全員召集がかかっている)には疑問がある。当局は、「台風災害の大きさに鑑みれば、全員召集は妥当であった」とするが、「台風被害の大きさに鑑みれば」冷静な対応(交代要員や各地域に残って情報収集や世話をする職員)が必要であったのではないか?

正直、台風被害の大きさにパニックたとしか思えない(現に、召集されたが何も仕事がなかった職員もいるやに聞く)。


さらには、有事において何でも会議をひらかなければならない(結局は責任の分散)リーダーは辞めた方がよい。平時には多くの意見に耳をかし、有事においては指揮官としてのリーダーシップを発揮するのがリーダーであろう。有事においてベストを尽くした後、自らの指揮・決断に問題があるのならが全責任をとればよい。