雨が降っていますね・・・しばらく降り続けるようです。

台風被害の傷跡が広がらなければいいのですが・・・皆さんの地域は大丈夫でしょうか?




1.見舞金30000円

床上浸水の被害にあわれた方に対する見舞い金を15000円から30000円に引き上げる条例案などを可決し、九月議会は今日で閉会しました。(今回の台風被害などについては10月か11月に臨時議会が開催されると思います)

見舞金については、2点を論点として出しました。




①「床上浸水」以外も対象にするべきではないか。

(聞き取り調査では床上浸水の被害はなくても車が廃車になったり、修理が必要だったりする家が多かったことから取り上げました。もっとも、床下の判断が明確とならない、車は保険に入っている(←ここまでは言い切ってはいないが)とするのが行政当局。




②「床上」と「床下」の区別

行政当局は床板に水が上がった場合のみを「床上」としています。しかし、この基準だとお店などが被害にあわれてても全く見舞金がでないことから取り上げたが、行政当局はかかる基準を堅持。




少しでも期待された方もおられるとは思いますが、申し訳ないです!




2.沖浜ポンプ場

また、所属する建設経済委員会では、沖浜ポンプ場が止まった理由などについて、再度の説明を受けて、議論がありました。以下、休憩中(←議論は真剣にしているが、非公式の議会となっている。それゆえ、議事録などには残らない)の議論も含めて、行政当局との主なやり取りを載せておきます。





ポンプ場自体に構造的な欠陥があったのではないのか

少し補足すると、昨日も写真で紹介したようにポンプ場の電気系統や補機(←これに水が入り漏電しポンプが止まったらしい)は地下にあったことから、ポンプ場の構造自体に瑕疵があったのではないかという問題意識から質問しました。

行政当局→昭和50年代に設計されたが、設計管理・施工をその当時日本下水道事業団に委託している。当時の全国的な設計指針よりも日本下水道事業団は厳しい設計基準を採用しており、沖浜ポンプ場はその基準に従ってつくられている。





②流入ゲートを閉めればよかったのではないか

これも補足すると、このゲートを閉めれば浸水する家が一時的には増えることが予測されますが、ポンプ場に入る水が制限されるためポンプは助かります。結果、ポンプが壊れることに比べれば被害は最小限で済むという問題意識から質問しました。

行政当局→少しでも浸水戸数を減らしたかったので難しい判断であったが、一気に雨が降り閉める間がなかったのが実情。今回の降雨量は「300年確率(300年に一度の雨)」であったことにも留意いただきたい。

なお、ゲートは浸水した段階で閉めた。





③スタッフの体制は万全だったのか

行政当局→普段は委託した会社のスタッフが1人常駐している。非常体制の場合には応援に行くことになっており、警報が出た段階では3人体制になっていた。





④ポンプが止まったのならば、海水が逆流したようなことはなかったのか

行政当局→バルブがあるのでない。仮に、バルブに異常があり流入したとしても、その場合に備えた別の場所に流入する。





⑤ポンプ場などの見回りや点検は万全だったのか

行政当局→定期的に点検を行うとともに、9月2日の夕方にも点検している。





⑥市民に対して説明会などをいつ開くのか

行政当局→現時点でも原因や再発防止について検証中である。検証が終わり次第、市民に説明したい。