6月議会の文教厚生委員会では「高砂市立中学校における適正規模・適正配置について」という文書が配られました。少子高齢化社会における学校運営などについて庁内委員会が取りまとめた方針の報告書です。


特に、高砂中学校の生徒減少が懸念され、対策として3つの選択肢が挙げられています。(高砂中学校と荒井中学校の新設合併は非現実として選択肢に挙がっていない)


①高砂中学校と荒井中学校の統合


②荒井中学校区の一部見直し

(高砂中学校区の区域を増やす。例として、蓮池、日之出、新浜、三菱重工社宅が挙がっている)


③高砂小中学校に特色をもたせる

高砂小学校と高砂中学校の小中一貫教育がその例として挙げられる。


3つの選択肢が選ぶにあたっては、良好な教育環境の創出はもとより、

教育水準・教育効果の向上、市民ニーズ・感情、生徒や保護者の負担、歴史的経緯や地理的条件、有効に遂行できるかなどをないまぜにした複雑かつ多角的な検討が必要であるように思われます。


それゆえ、同報告書も「市行政(学校を含む)、地域(自治会)、児童・生徒保護者」が「お互いに理解・協力が得られるような体制づくり」の必要性について書いており、

また話し合いの場として「校区協議会(仮称)」をつくるとしています。


もっとも、市議会は結果の報告、関係条例の改正や予算を除けば蚊帳の外。

「校区協議会(仮称)」ですら、10月にはじまり10月に終わる予定。


行政は既に結論を出しているのかもしれませんが(出していないかもしれないけど)、水面下じゃなくて、ちゃんと話し合う機会が本当にあるのでしょうか?

その後のスケジュールを見ても校区協議会の検討結果と市の方針とは違わないことを前提にスケジュールが組まれている気がする・・・・(-з-)