今日、被災者支援について高砂町の方から連絡を頂きました。日曜日の朝日新聞に載った記事を参考にして、高砂市でも卒業生のランドルセルを集めて被災地の小学生に送れないかという内容でした。(←高砂市当局に提案しました。)

また、先日は荒井町の方から生石宿泊センターに被災者を受け入れることができないかという提案がありました。ちなみに、これは実現されました。

他にも、「加印地区で総合的に『コミュニティ全体の一時移転』みたいな形が採れれば、二市二町連合の『価値』が再認識できる」のではないか?(さらに「可能なら仮設役場の設置で町村単位の移転を図れれば」役に立てるのではないかと続く)というご意見もありました。

どのような支援をすべきか自分なりに考えていましたが、寄せられるご意見には盲点をつかれたようで恥ずかしいやら、やっぱり素晴らしいと思うやら・・・

高砂10万人の英知を集めれば、地方分権にふさわしい高砂市がつくれるように思わされます。

 ここに紹介した以外にも、メールやツイッター、フェイスブックなどで色々な提案や連絡を頂いています。ありがとうございます!

 被災された方に対する支援を高砂市も頑張っていますが、気になるところが2つ。

1つは、東北地方の復興には日本をあげて力が注がれるでしょうが、おそらく時間がかかるものと思われます。例えれば、全力で走るマラソンレースのようなもの。ある程度、中長期的にも支援を考えなければなりません。たしかに、これからどうなるかは不明な点もあると思われますが、マラソンレースを走るつもりのぞまなければなりません。

 もう1つは、より速く、より大きな支援を決断した自治体が多いということです。さらに、より良いアイデアを他の市長は提案しています。

先日もツイッターで高砂市長の「トップダウン的に、スピーディーに動くシステムは無いの?」という質問がありました。「システムはあるように思われますが、そのシステムもリーダー次第ですかね・・・」「リーダーには平時のリーダー(調整型)と有事のリーダー(決断型)がいますから・・・」と答えると、「緊急時にこそ、その人の資質が浮き彫りになる・・・」というツイートを頂きました。

 

「はじめに立てた計画を着実に実行するだけならば、特別な才能は必要ではない。だが、予定していなかった事態に直面させられた時、それを十二分に活用するには、特別に優れた能力を必要とする。」(昨日、紹介した塩野七生著「海の都の物語」ヨリ)

被災者の支援、厳しい財政状況、産廃問題、互助会問題、土地開発公社の問題、水道会計の赤字問題、これからの市民病院などなど、高砂市長には力強いリーダーシップが求められるように思われます。