今日、「入浜権運動をすすめる会」の発足集会が行われました。
入浜権運動がはじまってちょうど36年目、当該運動が再開した記念すべき日です。
入浜権運動の再開にあたっての声明文が読み上げられ、
40人以上の参加者の大きな拍手により、
新しい入浜権運動の再開が決まりました。
続いて髙﨑代表のあいさつや山本敏信兵庫県議会議長のメッセージが代読された後、
三輪大介先生(兵庫県立大学大学院経済研究科)の「入浜権の現代的意義」
水野吉章(関西大学法学部専任講師)の「高砂市にとっての入浜権運動」
の講演がありました。
入浜権の法的考察を加えながら展開される両先生の講演は再開の今日の集会に厚みをもたらし、アカデミックな話にあっという間に時間が過ぎました。
高砂市の第四次基本構想が、
①埋立で自然海岸が失われ多くの公害が発生したこと、②それに対して入浜権運動が起こり、高砂を原点として海岸を守る運動が全国に広まったこと」の二点の歴史認識を消し去ったことが、却って入浜権運動を甦らせたことは皮肉です。