ご存知の通り、現在の図書館はかなり老朽化しています!
では高砂市に新しい図書館は必要でしょうか?
それとも、不要でしょうか?
みなさまの意見も結構分かれるところだと思われます!
(少し前にツイッター上で質問した際に頂いた返信や頂いているメールなどでも二つに分かれています)

高砂市の財政状況はかなり厳しく、なかなか難しい問題です。

私は、必要だと考えています。
理由は、大きく分けて以下の3点です。
1.市内に自習できる場所がもっとつくりたい。
今年の夏は非常に暑かったですが、暑さを感じる度に夏休みにみんなはどこで勉強しているのだろう?という疑問がつきまといました。

2.資格取得について収入に左右されないような環境をつくっていきたい。
資格があることは就職、転職のパスポート(十分条件ではないが、必要条件)となることが多いのが現実です。他方、近年、資格の取得は自己責任であることが強調されています。
自己責任となれば収入が結構ものをいいますが、収入が少なくても資格取得を目指せる環境が必要ではないでしょうか?

3.図書館が高砂市の再生や自立の重要な役割を担うと考えられる(地域力のアップ)
地方の時代であるといわれている一方、地域の再生や自立が最も重要な課題となっています。そのような中、

①高砂市が独自の図書館をもち、高砂の文化や伝統に関する情報を提供することは、高砂をブランド化させ(ブランド商品を産み出す土台ともなる)、また市民の連帯感を強めたり、地域コミュニティが再生されるのに役立つ。(教育委員会がすすめている地域の文化財の掘り起こしは、同様の観点からきわめて重要な事業であると思っています)

②市政のあり方、商業の活性化、育児や介護、環境の情報を身近な施設がを提供し、その情報に接することにより、高砂市政への市民参加が推進されたり、高砂市内のNPO等の団体がつくられる土台となる。

繰り返しになりますが、財政は非常に厳しいです。
そのような財政下では、未来の子孫にどのような高砂を残すか、あるいは高砂市が担う役割とは何かという問いかける営為が必要であると思います。
そして、色々なご意見もありますが、そのような問いかけのもと、私は、図書館が必要であると考えております。