子どもはバレバレの嘘をつくことがあります。そんな時、どのような叱り方が効果があるでしょうか?
◆なぜ叱るの?
私たちは、子どもをなぜ叱るのでしょうか?当教室でのアンケートでは、以下のような答えに分類されました。
①言うことを聞かないから
②嘘をつくから
③危ないから
④友達と仲良く過ごして欲しいから
⑤ルールを教えたいから
どの答えも、子育てをしているとあることです。もう少し、この答えを詳しく分類すると、3つに分けられます。
(1)親側の気持ちのみで叱っている場合
①は、親の言うことを聞かない、親に対して反抗的な態度をとるというように親側の気持ちで叱っています。
(2)子どものために叱っている場合
③、④、⑤に共通していることは、子どもが社会の中できちんと育つために必要なことを教えるために、叱っています。
(3)親側の気持ちのみで叱っている場合と、子どものために叱っている場合とがある叱り方
②は、もし子どもが反抗的な態度をとってきたと感じて叱れば、親側の気持ちのみで叱っていますが、嘘をつくことが、友だちや先生など人との関わりの中で信用されないことにつながることをやめさせるために叱ったとすれば、子どものために叱っていることとなります。
◆嘘をつく場合の叱り方
①なぜ、叱ろうと思っているのかを感じてみましょう。
まず、どうして子どもを叱ろうとしているのか、感じてみましょう。子どもは言葉で上手く表現できないため、わかっていないと思われがちですが、親がどうして叱っているのかということを心で感じています。子どもが「本当に自分のことを心配して叱られた」と感じれば、嘘は少なくなります。
②嘘は悲しいこと
子どもは、嘘をついた時に罪悪感を持っています。嘘を言うことは、自分の心を守る大切な自我機能でもあります。嘘をつくことで、子どもは大人になるために必要なことを学んでいます。嘘をつく必要があることもありますが、子どもを信じている親は、嘘をつかれた時に悲しい気持ちになっていることを伝えましょう。
また、何ども責めずに、一言だけ叱るようにしましょう。何度も叱ると、「本当のことを言っても信じてもらえない」と子どもは感じて、本当のことを話さなくなることもあります。
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