玉の文鎮つながりで「夜光杯」
これも友達からもらったもの(日本の友達)
玉の文鎮とは違い 緑と黒のごま塩マダラの玉だ
これは 甘粛省の酒泉で採れる玉らしい
文鎮の玉(ネフライト)はウイグルホータン 崑崙山の北で採れるものらしい
ところで インターネットで「夜光杯」を調べると 必ずと言っていいほどこの杯が出てくる
「夜光杯」だから文鎮の玉(ネフライト)かガラスがいいなっと思っているのだけれど
そのほうが 葡萄酒にぴったりするじゃないですか
インターネットにもどって
その説明文を読んでみると どうも偽物があるらしい
偽物は この玉の屑をすりつぶして型に流し込んだものらしい
本物との見分け方は 磁石に吸い付くかどうか試してみるといいらしい
なぜかというと この玉には鉄分が含まれているそうだ
早速やってみた 嘘みたいな話だけれど 石が磁石に吸い寄せられた
フーム・・・本物に違いない
というより 酒泉玉であることが確証されたことになる
甘粛省というとずいぶん遠い
行ったことがないから いい加減なことは言えないけれど ほとんど砂漠の中かなっ
もう少し行くと万里の頂上の西の要害の地嘉峪関 そして敦煌 玉門関と続く
「夜光杯」で思い出すのが 高校のとき習った
涼州詞
葡 萄 美 酒 夜 光 杯
欲 飲 琵 琶 馬 上 催
酔 臥 沙 場 君 莫 笑
古 来 征 戦 幾 人 回
なんともやるせない
「あー もう都になんか帰れやしない やんなっちゃうよなーっ」
「交代の奴は きっと渭城をでたあたりで 逃げちゃっただろうなっ」
「まだ着かないもの・・・」
と言ってこの「夜光杯」に葡萄酒をそそぎ酔いに酔った
と思うよ 解らないけど
今のように携帯があるわけでもなし ゲーム機があるわけでもなし
上のものは ただ命令だけしていればいいしなっ
もう何年も風呂に入ったことないしなっ
風呂は日本人の感覚かなっ
今いるところは 人っ子一人通らないよ
そういえば ここに来るとき みんなが渭城の街まで送ってくれたっけ
こ街を出て 陽関というところを過ぎると もう友達だっていないぜ
さあ飲めよ
といって送ってくれたっけ
みんなは 「たっしゃで帰って来いよ」 なんていうけれど だれもそんなことを思っちゃいないさ 今までだって 警備に行った者が帰ってきたためしないんだもの
そんなやるせない 悲しい思いが裏打ちされた杯だから このちょっと暗っぽい杯がぴったりなのかもしれない















